魔法先生ネギま! 210時間目 みんな元気に日々是精進(ハートマーク)

前回のバトルモードとは打って変わって、最近定着したオムニバス形式のクラスメイト編。これはつまり「ネギまブサイターは全員しっかり感想書くように」という赤松健からのメッセージかな?w

  • 時間が清算される時がやってくる?

やっと出てきた居残り組の描写。しかし、それは8月19日現在までの描写でしかない。この日はネギ達が魔法界に旅立ったすぐ後の日だ。
それに対して、魔法界の描写では9月9日という明確な日にちが提示された。確かに、魔法界での時間経過を計算してみると、もうそのくらいの日にはなっているだろう。
つまり、ここでは二つの時間軸が交互に描かれている。これは何を意味しているのか。
この様な変則的な描写がされるという事は、ほぼ間違いなく、この後この二つの時間軸が一つの交わる事になるだろう。つまり、魔法界でほぼ一ヶ月を過ごしたネギチームとほとんど時間が経っていない居残り組が出会うという状況になるに違いない。
では、そのような事態をどのように説明する事になるのだろうか。
例えば、元々魔法界と現実界の時間の流れる速度が違う、というのは今までの描写からしてありえない。
一番手っ取り早いのがタイムマシンに乗って過去に遡ることだが、それにはタイムマシンを手に入れなければならないし、例えばそれを持っている超が手助けするとかというのも、あまりに唐突過ぎて、それなりの理由付けがあったとしても一寸強引な気がする。
ここはやはり、当初考えた案を推したい。
ネギパーティは、一体何時麻帆良学園に戻れるのか?(2007/12/5)
この推測は、ゲートが閉じたことにより魔法界と現実界の時間の同期が途切れ、それが回復した時には双方の経過時間がずれるというもの。
ただ、この推測は、魔法界というものが元々現実界と同じ時間軸に存在しない=ゲートそのものがタイムマシンでありそれによって時間同期している、という推測によって成り立っている。この推測が正しいとすると、魔法界が過去か未来のどちらかにある事になり、さらにその事は、魔法界が「火星の地形に似ている」という事から、魔法界が過去か未来の(おそらく未来の)火星であるとする説を強める事になるだろう。
改めて魔法世界をいろいろ考える(2007/12/8)

エヴァが暇を持て余している、というのが面白い。なぜなら、彼女は元々この数十年麻帆良学園で暇な時間を過ごしていたはずだからだ。しかし、このような態度は、少なくとも茶々丸のメモリーが残っているここ数年の中で始めての事らしい。
おそらく、エヴァにとってネギが学園に来てからの数ヶ月はとても刺激的だったのだろう。永遠の時を過ごす彼女にとって「暇」は当たり前のもののはず。それなのにここまで腐っているのは、ネギを鍛えるなどしていたこの数ヶ月が、エヴァにとって余程楽しかったのだという事の確かな証拠となる。
エヴァにゃん、可愛いなあ・・・

エヴァに無理矢理ゴスロリ系の衣装を着せられる居残り組。元々色気の無いキャラ達が絶賛大変身なのだが、特にハカセの可愛さがヤバイ(^^)。ハカセの場合、心の底から色気が無いことが分かっているので(75時間目)、この衣装は絶対にありえない。そのギャップがたまらなく良い。

  • コタローの戦い

彼も着実に実践をこなしている様だ。トサカをパートナーに、実質一人で戦っている相手は、どう見ても「魔族」に類するもののよう。これは大会予選というよりも、猛獣格闘のような見世物なのかもしれない。

  • 魔力の供給

やはり朝倉にも魔力供給が出来るようだ。これはパクティオーによるネギからの魔力供給を基にしているのだろうか。それとも、元々一般人でも供給可能?
それにしても、このロリ茶々・ロリ朝倉のコンビはヤバすぎるw。「ゼンマイ巻いてるだけ」と言っても、どう見てもロリ百合シーンにしか見えない。

  • 完全なる読心者誕生

自らの能力を万全に活かせる体制を、着実に確立しつつあるのどか。今回のアイテムで、本を開かなくても人の心が流れ込んでくるようなっている。
のどかは、当初パクティオーした時も、誰に教えられるでもなくその使い方をマスターし、ピンチになったネギを救っている。自分に必要なものは何か。それを手に入れる為に何をすべきか。そのような当たり前とも思える判断も、実際にはなかなか思い至らないものだ。のどかのこの聡明さ堅実さは、彼女の「強さ」の一つだろう。

  • ユエ日記

友人の日常を、大声で読み上げながら日記に記すコレットって一体・・・。かなり変な娘になっているw。
夕映は着実にその実力を高めているようだ。状況からすると、おそらくクラス一の実力者であるクラス委員長(名前不明)の力に迫るほどになっているらしい。
ただ、気になるのが、コレットにしろ、いいんちょにしろ少し言動が幼い事。やはりこのクラス、年齢的には小学生相当なのでは? 夕映(T_T)。

美空を含む魔法生徒達も、この夏休みを利用して魔法界に来ていたようだ。美空は、一見どうでもいいキャラのようだが(失礼w)、実際には、物語が煮詰まった時、その重い空気を振り払う力を持つ重要なキャラに育っている。ある意味、深みに嵌るネギとの相対的なキャラと言っても良いだろう。彼女が魔法界に居るというだけで、最後の最後にはどうにかなりそうな気配を感じる。
それにしても、スク水を着たココネを完全に掌中に収めている美空の様子を見るにつけ、なんだか無性に羨ま・・・、いや、微笑ましい。やはり、この二人の馴れ初めを早い所知りたいものだ。ココネの故郷が魔法界にある事も明確になったし、その里帰りエピソードとネギの物語が絡んでくる可能性もあるだろう。

  • 統率者のスキル

人の上に立つ者の能力としてもっとも重要なのが、人の意見を聞く能力。どんなに小声でも、もしくは声に出さなくても、その人の態度や気配から、考えている事を読み取るくらいの能力が必要だ。また、どんなに口下手な者でも、一度「話を聞いてくれる」と認識した者とは、ちゃんと話をするものだ。このいいんちょのスキル、ザジとのコミュニケーション能力は、そのようないいんちょの日々の態度から獲得したものだろう。正に「さすがいいんちょ」といったところだ。

  • 取り残された人たち

現場に残されたチア達は、無事村に帰ったようだ。それも、不思議な物を目撃したという認識は有っても、魔法などを確信するほどの認識にまでは至っていないらしい。これならば、彼女達に魔法ばれをせずに話を進める事も可能かもしれない。けど、もうここに至って「魔法ばれ」云々の段階を超えているような気もするが。

  • ただ一人(一匹)の遭難者

・・・生きろ!w