ナギの居る場所

※注意・・・この文は、読んだ人にトラウマを与える危険性があります。続けて読むかは、自身の責任において御判断ください。
未だに行方の分からないナギ。彼は、どうやら不老だった明日菜が、成長できる体を手に入れた時を境にその姿を消したようだ。
今まで、ナギの現在居る場所については色々と推測されている。例えばカモ。彼こそがナギかもしれないとか。しかし、現在ナギとカモを繋ぐ線はかなり少ない。
それよりも、もっと多くの線で繋がっている存在が一人居る。
それは、明日菜。
明日菜は、ナギが姿と消した時以降、普通に老化できる身体を手に入れた。
そして、その瞳。明日菜のヘテロクロミアは有名だが、実は小さなアスナヘテロクロミアであったかどうかは、確証が持てない。(ネギパではヘテロクロミアとして彩色されているが)
さらには、その記憶。明日菜は、ほとんどの場合小さなアスナの視点からの記憶を思い出しているが、大戦時の際、小さなアスナが知りえない「ナギ達の活躍」シーンも夢として思い出している。(169時間目)これはどういう事か。
これらから、ある驚異的な推測が出来る。
現在の明日菜の身体は、ナギの身体で出来ている。(もちろんこの思いつきは「鉄腕バーディー」に影響されているw)
ナギはアスナを不老の牢獄から解き放つ事が出来ないでいた。そんな時、敵の襲撃にあい、ナギとアスナは致命傷を負う。(不老ではあっても不死ではなかった)そして、一つ案が提示される。それは二人の瀕死の身体を魔法で融合させ、一つの精神だけを存続させる事。そうすれば、もう片方の精神もいつかは復活するかもしれない。存続される精神はアスナが選ばれた。そうして、図らずも、ナギは自らを犠牲にしてアスナを不老の牢獄から救う事に成功したのだ・・・
こんな事を実行する人物は、きっとアルくらいだろう。彼はこの事実を知っていて知らぬ振りを通していると思われる。
明日菜の瞳の片方の色は、もしかしたらナギのものなのかもしれない。
明日菜が夢を見た時のように、深い精神と交流すれば、ナギの記憶も出てくる事があるのかもしれない。
そして、その性格。以前は不感症のような性格だった明日菜が、今ではナギのようにバカっぽくなっているという事実。これこそ、ナギの性質が明日菜に移った為と考える事ができる。
この推測を元に、ネギまの最終回シーンを妄想してみる。
【大団円】
青年に成長したネギと、より女らしくなった明日菜。
全てを終え、深い心の繋がりを確かめ合った二人は、互いを抱き合っている。
ネギ:結局、父さんの行方は分からなかったけれども、それで良かったと思ってます。僕は、心の中で父さんを追い続ける、そうする事で、いつまでも目標を持ち続けることが出来るから・・・
明日菜:そうね。ネギは、何かに立ち向かっている姿が、一番似合っているわ。そんなあなたに、私も付いていくわ。いいでしょ。
ネギ:勿論です。明日菜さん。
明日菜:・・・もう、これからは「明日菜」でいいっていったでしょ!
ネギ:フフ、ごめん、明日菜。
明日菜:・・・
ネギ:・・明日菜、、さん?
その時、ネギの腕の中に納まっていた明日菜の身体が大きく変化する。驚愕するネギ。
??:・・・ふう、娑婆は久しぶりだな、おい。
今まで明日菜だった「もの」は、今では40近くのオヤジに見える。それもどこかで見た顔だ。
??:よう、驚かせて悪かったな。ネギ、俺の事、分かるか。
分かるも分からないも無い。そのオヤジは、多少老けているとは言え、ナギが長年捜し求めていた父親、ナギの姿だった。
ネギ:父さん・・・なの? 一体何が!?
ナギ:まあ、驚くのも無理ないな。実はな、オマエの親父このナギ様は、今ここに居た明日菜と一心同体の存在として、ずぅ〜っとオマエの近くに居たのだ。
ネギ:えーーーーー!!!
ナギ:オマエの事はずっと見ていたよ。
ネギ:ガーン、ガーン、ガーン、ガーン、ガーン・・・・
ナギ:いやあ、今、オマエと明日菜がいい雰囲気になったもんだから、「あんな事」になる前に、この事実を知っておいてもらわないといけないと思ってな。慌てて出てきたというわけだ。まあ、これで義理は果たした。俺は消えるから、続きは存分にしてくれ。じゃな。
ネギ:続きなんて、出来るわけ無いでしょーーー!!!
【おしまい】
これは・・・ひどい。