Animelo Summer Live 2008 「Challenge」 さいたまスーパーアリーナ

1日目。そして、いきなりクライマックスw。やはり、いわゆる「アイドル声優」と呼ばれる人達を追いかけている者としては、この日にかかる期待は絶大だ。何と言っても、水樹奈々田村ゆかり茅原実里が揃うイベントなのだから。
特に意識していたのは、水樹奈々田村ゆかりが揃って出る事。これはやはり、アレを期待して良いんだよね。田村ゆかり水樹奈々という歌う声優、そしてアニメロの祭典といえば、二人が揃ってOPとEDを手がけ、当初誰も想像できなかったほどの成功をおさめた「リリカルなのは」を大ヒューチャーしてくれるんだよね。やはり二人揃ってステージに登場し、交互にOPとEDを「全シリーズ」歌ってくれるに違いない・・・とか、妄想をたぎらせていたり。
で結局、希望の半分は叶い、半分は叶わなかった・・・。
開演直後、いきなり二人で手に手をとり合い出てきたのは良かったが、歌ったのは「恋せよ」と「もがちょ」。いや、嬉しいけどね。うさぎも役立ったし。しかし、ここは「リリカル」に始まって欲しかった。二人の絡みは、結局これでお終い。互いをMCで取り上げる事も無く、田村ゆかりはトップバッター、水樹奈々はオオトリを務めていた。
更に「なのは」にこだわって言うと、歌ったのは水樹奈々エタブレのみ。しかし、これはあくまで水樹の代表曲として歌っただけで、「なのは」に絡めていたとは言い難い。それに、前回の約束として「不老不死の魔女」アリカ様を召喚してデュエットしたりして、興はあるけど歌の勢いはそがれていた。「不老不死」よりも「年々若くなる」ピンクの魔女の方がよっぽと凄いんじゃないかなあ・・・あ、失言w。
他の出演者で印象深かったのは、ヨズ・リノ・ああの三人。特にyozuca*の熱唱には参ってしまった。抑制されているのに、内なる感動が痛いほど伝わってくる感じ。rinoの「ミドリの日々」とか、savage geniusの「うたかた」とかが聞けたのもアニオタとして嬉しいかぎり。
茅原実里は、セットリストからすると「お姫様」的なポジション。想像以上に優遇されていて、逆に心配になるほどだった。少し気負いすぎの面もあったけど、なんとかこなしていたかな。いや、やはりはじけ過ぎw。あと、最後の曲の前「雪無音」が来ると予想した観客の大きなどよめきがとても印象的だった。彼女にはアニメロとして歌えるタイアップ曲が増えるのを願うばかりだ。
田村ゆかりは「新人」としての務めを全うする事に徹していた。アニソンとしての自分の代表曲をきちんとこなしていた。しかし、あの場で一番の問題曲「ゆかり王国国家」を披露する度胸は大したもの。やはりこの人は魔女だ。
水樹奈々は、最大のライバルJAMがいなくなってしまい、一人天下の状態に。水樹の性格から言って「胸を借りる」的な立ち位置が似合うのだけれども。セットリスト的には可も不可もなく。他の出演者は「こんな広い所始めて」なのに、彼女だけはそうじゃないし。ホストにまわらざるを得ない立場もあり、少し損していた感じだ。
で、実際のホスト役になるのが奥井雅美だったのだが、このステージ立っていたとき既に体調が悪かったらしい。そんな様子など微塵も感じさせていなかった。本当に凄い。
これにて、2008アニサマ「アイドルサイド」は終了。