魔法先生ネギま! 235時間目 チチガミ降臨▽

まあ、そうだよねw。ネギチームが初めての実戦で死ぬ目にあった時、つまり10日後の未来における幻獣との戦いの時も、この手で逃れたし。パイオが女の子ならば誰もが幸福になれるのだから、エンターティナー赤松健がこうするのは、あらかじめ確定していたと言っても良いのだろう。千雨の時のクラーケンもそうだったし、もしかしたら、亜子達の奴隷狩りも「実は・・・」とかになる可能性は高い。
けどなあ・・・、これって本当に良い事なのだろうか。凄い危機も実は大した事は無いという「逃げ」を多用しすぎると、物語の主旨も疑われかねない。つまり「あの人って、最後には全部夢落ちだよね」とかで軽く見られる作家などと同じになってしまう。エンターティメントならばそれで良いのかな。ネギまには、もう一線を越えるような作品になって欲しい気もするし、そうなったらなったで、辛い気持ちになるのかも知れないし。悩みどころだ。

  • すっぽんぽん

まずは幼女で、それから元の姿で。赤松健は、常に幅広い皆様の要望にお答えしていますw。
しかし、大胆に描いている様でいて、結構考えているかも。元の姿のグラマーおっぱいの方は露出が大きいのに比べ、幼女の方は露出が少ない。昔は幼女=露出OKだったのが、今は幼女=取り扱い注意になっている様に思う。そのあたりの微妙な計算が働いている感じ。というか、ここで知らない振りをして下品に露出を強めない辺りが、赤松健のスマートな所かもしれない。

  • ネギとコタ

カモの評価がちょっと面白い。コタは子供だけれども、ネギの意識はそうでは無いと感じている。ネギも、生真面目な性格を抜きにすれば、かなり色気づいて来ているという事なのだろう。以前はほんの子供だったネギ君も随分と成長したものだw。

  • チチガミ

もしかしたら、彼女は本当に鬼神とも言える存在なのかな。阿修羅のポーズに阿修羅に似た角。そして、その言動からは長い年月を生きている様子もある。乳にうつつを抜かしている道楽者のはずなのに、その身体能力は異様に高い。ネギから、あの体力派リザードマンを倒した打撃と同じのを貰ったにも係わらず、最後まで意識を失わなかった。ネギま世界には、スクナノカミとか神龍とか、神に準ずる存在が確認されているが、彼女もそれに近い存在だったりして。
なんにしても、彼女が乳にここまで拘る理由は何だろう。自分も乳を持つ女性である事とか、何かのコンプレックスとかがあったとしても、それら全て超越している感じ。もしや、やはり乳の素晴らしさを広く伝える為に天から遣わされた神とかw。いや、そんな存在が賞金稼ぎとかをしている筈が無いだろう。やっぱり単なる変態かw。

  • 夕映

記憶を取り戻せないまま、結構状況を把握しつつある夕映。まあ、決定的な手がかりであるカードが手元にあるのだから当然だ。ナギに似ている少年。自分の事を知っている少年。手元にあるのはナギの姓と同じ主人の名前。ナギには旧世界に実の子が居る事も分かっている。つまり、自分がナギの子ネギとパクティオーしているという推測は、かなり信憑性が高い。
それを確認する事を躊躇う理由は、まず彼がお尋ね者である事。旧世界の人物であるならば、ゲートポートテロとの関連性は確かに高い。しかし、ただそう思うだけならば、コレットなどに相談する事も出来ただろう。それをしないのは、自分の心が明らかにネギに惹かれているから。一度ネギと接触してしまえば、今の自分を形作っている最近の記憶や立場を捨て、自分自身がテロリストの一味になってしまうかもしれない。それは、短い記憶しか持たず、何が正しくて間違っているのかも分からない夕映にとって、かなり恐ろしい事だろう。それでもなお確認しようとするのは、過去の記憶を失っていても、夕映のネギに対する気持ちがあまりに強いから。相手は記憶にも無い少年なのに、その熱い想いに殉じるほどの覚悟で念話しようとしていた・・・という訳だ。

  • くー

くーのちゅーは成功したのだろうか。どことなく済んでしまったっぽい。戦闘で窮地に立った時、実は持っているアーティファクトで形勢逆転!とかの方が演出的にも良いし、パクシーンを回想で済ませればページ圧縮にもなるし。本当は大事なエピソードとして、しっかりと描写して欲しいところなのだけど。
それにしても、最近のくーは思索にふける事が多い。「後学の為に尋ねる」とか、自分の心のもやもやを思考によって整理しようとしている。これってどう考えてもバカの思考じゃない。彼女の思慮深さが前面に出てきている感じ。これは、彼女も色々な経験をしてレベルアップしているという事なのだろうか。それとも、仲間内で「本当の自分」を出せる様になってきたからだろうか。くーは、自分から道化を演じている部分がある様なので、後者が近いと思える。
・・・各キャラのバストの事とかについてもいろいろと語りたいのだけれども、筆がすべると変態的なことを書き始めてしまいそうなのでw、このあたりにしておこうか。