I'VE in BUDOKAN 2009 〜Departed to the future〜 日本武道館

前回に引き続き参加。前回は4年前だから、まるでオリンピックの様。もしかして次回も4年後?
前回の武道館ライブは、I've初の試みとして、ある意味「総力戦」として臨んだのだろうと思う。その時出うる最大の力を、それこそ全て曝け出しているという一種の凄みがあった。
今回のライブは、I'veの活動が多岐にわたり、その未来の方向性を示したいという意図を感じさせるものだった。その為ある意味力七割、少し「気取り」を感じさせるライブだったと思う。
それがファンにとってどう映ったのか。「あの曲が無い」「あの人も出てない」・・・。このライブは4年に一度しかやっていないライブだ。ここで最大限の力を、なり振り構わず出してもらわなければ、どうしても物足りなく思ってしまうものでは無いだろうか。
I'veというブランドとしてまとまっているライブだからこそ、引き立つ曲もあるはず。そんな曲こそを、昔からのファンは望んでいたはずだ。いや、そんな曲が皆無だったわけでは無かったし、そんな曲ばかりをやると全然「Departed to the future」ではないかもしれないけれども。
しかし、4年に一度のお祭だからこそ、やって欲しい、やるべき事があるはず。BLUE MANとか呼ぶ前に。I'veの未来への意気込みは強く伝わったけれども、それがもしかしたら、I'veの将来にとって良い事なのかもしれないけれども、ただこの「お祭」を楽しみに来ている従来のファンにとっては、少し寂しいライブになっていたのでは無いかと思う。
個人的には、丁度今、今更「とらハ」をプレーしてはまっているのだけれども、とらハソングがI'veにとってかなり重要な位置を占めている事を改めて理解したのは収穫だった。I've人気の爆発は、基本的にはKey作品というのが定説だろうけど、その裏で(若しくはこちらの方がメインで)とらハも貢献していたのだろう。今回も重要な最終曲に「See You 〜小さな永遠〜」を歌っていた。(前回あった「涙の誓い」が無かったのは残念だが。)考えてみれば、水樹奈々田村ゆかりの人気上昇にもこのシリーズは係わっている訳で、改めて都築真紀のプロデュース力、この世界への影響力を感じたり。