WHITE ALBUM

OPからすると、昔の「昼メロ」を見立てた作品にするつもりなのか、とも思った。ただでさえ「苦味」のある物語なのだから、「見立て」の中に苦味を押し込めれば、案外見られる作品になると踏んだとか。けど、それ以上に苦味を増幅させる演出を盛り込んで、もう苦しくってしょうがないくらい。恋人同士だった二人の関係性すらこの一話の時点で描かれていないものだらか、それが「崩壊する楽しみ」も得る事が出来ないと来ている。人って悲劇が好きだけれども、感情移入出来ない悲劇を見て楽しむほど「下品」になりたくないものだ。「なのはの奇跡を再び」てな勢いの企画だけれども、それ故にこんがらがってしまったようだ。後、ヒロイン二人の声優の声質、逆じゃないかなあ。そこらへんもこんがらがる。