「今日の5の2」「みなみけ おかえり」合同ライブみなみけ!5の2!歌祭りだょ!放課後大爆発!!  横浜BLITZ

この手のアニメ作品の名前を冠したイベントは、普通、声優さんが歌を歌う他に、トークとか、番組の宣伝とか、いわゆる「つなぎ」が入って時間を稼いだりするもの。ライブといってもトークライブだよ、みたいなw。
しかし、この「ライブ」については、ガチのライブだった。最初から最後まで、歌のみ。場面転換(衣装直し)で両コハル作品のキャラが絡むコント映像が流れたりするが、それもかなり控えめ。あくまで雰囲気を転換させる為だけであって、時間延ばしではない。だから、歌の熱気が最初から最後まで繋がっている、正に「ライブ」だった。
これには、驚いた。結構気楽に、もしくは「2番組分のトークだと4時間立ちっぱなしかな。疲れそうだなあ。」とか思っていたので、ぎゅうぎゅうに歌を詰め込んだ濃い2時間半には、意表を突かれた。大いに楽しませてもらった。
合同ライブという事で、あくまで「みなみけ!」チームと「5の2」チーム=Friendsは別。両チームがほぼ交互に出てきて、持ち歌を歌いあう。みなみけは長いから結構歌はあるだろうと思っていたが、Friendsにもあんなに持ち歌があるとは知らなかった。
考えてみれば、みなみけの三人が揃って歌うのを生で見るのは初めてだった。けれども、三人それぞれを色んな所で見たり、ソロの歌を聞いていたりするので、初めてのような気がしない。三人ともライブイベントはお手の物だろうから、どこと無く風格すら感じられるw。レアキャラみたいな、5の2に比べると一段上の存在といった感じ。そうそう、レアキャラといえば、小野大輔のビデオ映像も流れたのだが、これが凄かったw。このライブで一番の盛り上がりだったかも。全て持っていってしまった感じw。
そしてFriendsなのだが、これがまた凄く良い。チームとして人数も多いのに、振りとか全てそろえていて、見栄えも良い。このチームの歌の中核は、何と言っても小林ゆう下田麻美なのだが、このふたりのパンチの効いた歌声も、やはりとても良かった。小林ゆうは自分の世界に入り込んで激しく歌うのに対して、下田麻美は常に客席とかのフォローを考えていたりして、両極端なのも面白い。
あと一人、印象深い人物を挙げるとすれば、阿澄佳奈。なんだか没頭するかのように歌とダンスに入り込んでいて、目が離せないくらいだった。最後の挨拶の前に先頭切って泣き出してしまって、感動的なフィナーレの原因となった彼女だが、それ以前に、最初に「secret bace」を歌った時にも涙ぐんでいた。彼女の新たな一面を見た感じ。なんで彼女、もっと積極的に自分の活動しないのだろう。
少し前から、参加声優さん達のこのイベントへの意気込みとか練習の話とかが漏れ聞こえてきていたものだが、やはり、そうとう力を入れて作り上げてくれたライブだったのだろう。これだけ仕上げてくれれば大満足。大いに堪能させてもらった。
できれば、今度は各チーム単独でライブをやってくれたりすると嬉しいな。