ネギのお茶会2 討論会「朝まで生ネギまリターンズ」を再検証する

ゴシップ誌も報道は報道だから、良いよね。w
いやいや、先生とネギまファンには、大変失礼しました。
先生の日記で、先日の文「ネギのお茶会2で明らかになった(?)、ネギまの今後の展開!?」は否定されてしまいました。
やはり、人様の心の中を勝手に推測して物事を書くのは、関心出来ない行動でした。あの文は、あくまで私の推測が核なのでお気になさらないで下さい。まあ、そういった感想を持ったという記録でもあるので、申し訳ありませんが、そのままにしておきますが。
さて、こうなってくると、再度あのお茶会2「生ネギま」について語らなければならないと思う。自分の感じた事が誤解だったという事は、なぜ、その誤解が生じたのか、検証しなければならないと思うから。
そして、自分の最初からの先生の思惑に対する思い込みを差し引いて、再度あの「生ネギま」を検証した所、すぐにその誤解の理由が判明した。
結論から言うと、あの「生ネギまリターンズ」は、構造そのものに誤りがある。
その事をここで解説したい。
まず、ネギまという作品が長期連載によって色々と無理が出てきているという前提は、間違いないだろう。最初は萌え漫画だったのに、最近ではバトル漫画の様になってきている。萌え漫画として読む層とバトル漫画として読む層が混在している。しかし、その実体は結構不鮮明。
アンケートを見ると、バトル漫画として楽しむ層として低年齢層女子などの存在が目立つ様になってきている。(これらを一般層とする。因みに、この層を先生が強く意識している事は、事前の質問コーナーで確認済み)しかし、実際には高額のOADつき限定版の販売数もかなりのもの。それが低年齢層によるものであるとは到底思えない。萌え漫画として楽しむ高年齢層萌えオタのフォローも残っていると推測される。
ネギまという作品は、読者の嗜好が二極化している。そのどちらを取るか、もしくは両方を取る方法が何かあるかと先生も悩んでいる。なので、昔ながらのファンに力を貸して欲しい・・・というのが、「生ネギま」の大方の主旨だと考えてよいだろう。
先生は「生ネギま」開催に際しこう言った。「ネギまはどうあるべきか」「悩める私を救ってください」と。
これはどういう意味に捉えれば良いだろうか。おそらく、パネリスト達は、先生が困らないようにアンケートも良く、単行本も売れ、そして誰もが楽しめる作品にするにはどうすればよいか、を討論するものだと考えただろう。つまり、二極化した読者全体を考えて、その結論を求められたという事だ。事実第一の議題の時には「一般層に向けて」という直接的なオーダーも先生から出ていた。そして、多くのパネリストは、そのオーダーに忠実に、一般層に向けてどうするべきかという討論をしていた。
しかし・・・それが第二、題三の議題となり、その結論に達するに際し、その討論の内容はそのままに、結論の意味が変わっていた。
先生はこう言った「(この結論で)この場ではOKですか?」と。
この言葉の意味はどう解釈すれば良いか。そのまま解釈すれば「その結論をお茶会の参加者が認める」という事になるだろう。
これは、明らかに当初の設定と違っている。
(因みに、この先生の発言は議題二のまとめにおいて。これを聞いて、誤解ある先生の思惑を確信してしまったので、よく覚えている。そして、議題三のパネリストに悲壮の覚悟で飛び込んだと言う訳だ。このネギまファンとしての空回りする気持ちを汲んで欲しい。)
一般層に向けて何が望ましいのかという事と、お茶会の参加者であるコアファンの価値観が違うのは大前提だ。だからこそ、パネリストは自分の希望を一時棚上げしてでも、自分の希望とは別の結論を探していた。それなのに、いつの間にか結論の意味が違い、一般層に向けてなら「こうせざるを得ない」として出した結論に、パネリストが承認する形になっている。
因みに、この第二題三の議題は、「ネギが強くなって良いか」「パクティオーは量産してよいか」というもの。この議題の裏には、「ネギが強くならなければクラスメイト達に危険が生じる」「パクティオーしないと登場シーンが減る」という意味があり、先生もそのあたりを強調していたように思う。クラスメイトの命運がかかっているので、当然それに否定的な結論を出すのは難しい。もちろん、「一般層に向けてバトルで派手に」とかの前提を無くせば、いくらでも他に結論の出し様があるのだが。
ここに、先生の思惑が無いというのは、先生が日記で自ら発言してくれた。もちろん、私はそれを信じる。
しかし、このように前提と結論が歪んだ討論を前にすれば、どうしても誤解が生じてしまうだろう。
ただ討論の構造そのものに誤りがあっただけなのだが。
もう一度、確認しよう。
あの「生ネギま」で語られた事、その結論は「一般層に向けたネギまの物語は、どうすれば売れるのか」という事に過ぎない。
もちろん、第二・第三の議題では少しコアファンの希望も入ってはいたが、前提としてそのような討論を求められた結果なので、それ以外に意味を付けられる結論では、決して無い。

  • ネギま!の終わりめはどこか?→答.魔法世界編が終ってすぐに卒業式でもOK。
  • ネギはどこまで強くなっていいか?→答.バトルが面白いならいくらでも強くなって良い。
  • パクティオーのバーゲンセールは可?→答.必然性があればバンバンしてもOK。

だから、この結論はお茶会2参加者の希望ではない。少なくとも総意ではない。それだけは絶対に曲げてはいけない事だと思う。