魔法先生ネギま! 257時間目 現実世界帰還作戦、本格始動!!

あれ、明日菜の過去は?w
明日菜の事は、本人がフェイトから聞かされていたり、そして前回には木乃香と刹那が聞かされていたりと、主要キャラが知りつつあるのに明かされない。つまり、読者だけオアズケ状態。引っ張るなあ。w まあ、これこそネギまの秘密の核心だろうから、当然だろうけれども。これがバレれば、芋ずる式に魔法世界の秘密も、ひいてはネギの過去も、明らかになりそうな気がする。
で、今回はというと、やはりネタバレ回には違いなかったわけだが・・・実際には既にある程度予想できていたネタバレが主だったといえるだろう。
まずはアリカ王女の話。
王位簒奪をした。そして秘密結社「完全なる世界」の黒幕だったとの罪で18年前処刑された。
王位簒奪、そして国際的に微妙な立場だった事は、推測どおり。

ただ、処刑されたという事になっていたとは。
しかし、そうなると、ネギの母という設定と繋がらない。それをあえて真実として語るゲーデル総督は「アリカがその後も生きていた」という事を知っていた事になる。ネギをアリカの子と認めたのだから。
つまり、処刑されたと世間に公表したが、実際にはナギによって逃がされていたというトサカの推測は当たっている事になり、その情報をゲーデルは掴んでいるという事になるのだろう。
そして、この情報の中で重要なのが、アリカと「完全なる世界」の関係を示す証拠が「あった」という事。それは、ネギがテロ行為をした証拠が映像として出てきた事に符合する。つまり、アリカを冤罪で闇に葬った存在が18年前に存在し、それは今現在も存在し続けていると考えて間違いないだろう。それこそが、ネギの真の敵という事で、間違いない気がする。これも、255時間目に推測できた事だ。
そして、その親玉が誰なのかが気になるところなのだが・・・

これはちょっと考えすぎかな。
で、最後のコマに衝撃の事実として出てきた事、「魔法世界=火星」だが、これも既に誰もが気付いていた事。
ここで重要な事は、ネギが過去の「記憶」と関連付けている事。
ネギの記憶で「火星」が示す事と言えば・・・そう、超鈴音だ。ネギは何らかの思考から超と魔法世界の関係性を推測したと考えてよいだろう。魔法使いとして、超の呪紋の技術とかから推測できる事があるかもしれない。
で、ネギが「魔法世界=火星」を確信したとして、本当の火星は死の世界という、現代の科学的観測との矛盾がどうなるのか、という事が問題になってくる。
一つの仮説は認識阻害魔法によって隠されているという設定が考えられるだろう。
ただ、この設定は、SFファンとして、かなりキツイw。月や火星は本当は人が住めるのに巨大な権力などで隠されているとかの設定は、政府がUFOを隠しているとかと同様に、かなりベタすぎて耐えられない感じ。昔ながらのSFファンは大概そうだろう。
で、個人的に推奨したいのが、タイムマシンを使った設定。

前に考えた(1年半前w)仮説だが、まだ使えるだろう。改めて見てみると、結構複雑だが。
この仮説の良い所は、魔法世界の世界創造神話が説明できる事。魔法世界の世界創造は、どうにも人工的な匂いがする。だからこそ、アスナのように特異な存在が生まれてしまったり。エヴァもそんな存在に近いと言われているのだけれども、彼女も元々は普通の人間であり、それが何らかの意志により今の様な存在になっている。その辺りを説明するには、物語のスパンをこのくらい長くしないと難しい。逆に考えると、このくらいの設定を作者が考えていても全然不思議ではないという事だ。第一、超が再度出てくる以上、タイムマシンを最大限活用した設定にするのは当然だろう。
もちろん、これ以上に複雑な設定も充分考えられる。先生には設定を練りに練って欲しい所だ。
・・・とまあ、この辺りは、既に推測できた事なので、取り立てて衝撃的な事ではない。
が、それ以外に、個人的に気になる描写があったりする。
それはのどかのシーン。
一見すると単なる別れのシーンだし、それ以外に捉えようも無いのだけれども、このシーンの雰囲気が結構気になる。というのも、丁寧すぎる。
一描写として、僅かながらに丁寧に描かれているシーン。それは結構後で重要な意味を持つ事が多い。つまり、のどかの未来を決定付けるほどの事とか。
のどか、現実世界の学業を卒業したら、トレジャーハンターになるんじゃない? と感じさせる描写だ。
で、そんな描写をするという事、つまり「物語の終わりの後」を描くという事は、物語のまとめに入っているんじゃないの? とかも感じてしまった。
さらに考えると、クレイグがのどかの素顔を見たという描写は・・・、遠い未来、二人は・・・とかの・・・、
うぐ、この妄想はかなり辛い。基本夕映押しだけれども、のどかにも結構思い入れがあるし。w
ともあれ、物語が急速に流れ始めた感はある。
集団パクティオーのネタも仕込まれているし、今後の展開は目を離せそうも無い。