魔法先生ネギま! 266時間目 真実との対面!

あー、もう!w いらいらするなあ。w
こういう局面が一番面倒くさい。今まで、山のような謎が積みあがってきている。そして、そこに怒涛の如く新たな情報が提示されてきている。
ならば、謎が明かされているのかというと、そうでも無い。いや、明かされているのかもしれないけれども、その明かされたものがミスリードかもしれないという微妙なものばかり。それに飛びついて、「へへん、こうに決まってるじゃん!」とか書いた途端、翌週覆されているのは必定だw。
もう、喉から出かかるくらいに、謎解きをしたいのだけれども、ここは我慢の一手が一番賢い、という状況だろう。まあ、賢くない自分としては、結局色々と書きたいのだが。
まず、ネギは今回のゲーデルの語った真相について、その答に予め辿りついていた様だ。これがどういう事かというと、ただネギが読者より賢いというより、ネギしか知らない情報を持っているという事だろう。ネギが読者より多く持っている情報とは、魔法の知識。つまり、この魔法世界が人造世界だとして、その知識で魔法使いとしてネギが知っている事に、ゲーデルが語る真相の原因が隠れていると推測される。
そこで、気になるのが「始まりの魔法使い」が言葉に出した、「魂」。これは、フェイトも出した言葉だ。
殊更「魂を」と言うには具体の意味があるのでは無いか。そして、それとゲーデルの語る「人間」に、「救う」と「助け出す」というフェイト一味との目的の差に、世界の謎を解き明かす鍵があるのでは無いか?
まず、人造世界とは一体どういった理屈で魔法構築されているのだろう。触媒となる土地が必要で、それに魔法をかける形で人が住める世界になっている。が、人が入り込める空間そのものは、魔法によって生み出されたと考えてよいだろう。なら、そこにもともと暮らす種族は居るだろうか? 自然を作り出せるのならば、人種も作り出す事は出来ないだろうか? それらが、魔法世界で最も多く居る亜人ではないだろうか? コレットが驚いたアーティファクトカードの「選ばれた人のみ」とは、亜人と人間の差を意味していたのでは無いだろうか?
では「人間」とは誰を指すのか? 彼らは、地球上から迫害されて異空間=魔法世界を作り、逃れた魔法使いだとする。(人間=魔法使いかどうかは、今は置いておく)彼らを救うのに、なぜ亜人達も含めて倒さねばならないのか? 「人間」は、何らかの形でこの魔法世界に捉われているのでは無いか? もしくは、亜人が暮らせる魔法世界という環境に居る事で、徐々に悪影響を受けているのではないか? その顕著な例が、ネギの魔族化のような事ではないか? つまり、魔法世界にある魔力によって、人間そのものの「異化」が進み、魔法世界に同化してしまうのでは無いか?
もしくは、ゲーデルの「死にたがり」から考えて、死ぬことで魔法世界から「人間」として解放されるような状況にあるのでは無いか? つまりはバーチャルゲーム世界とゲームオーバー的に。
さらにさらに、魔法世界と旧世界のつながりに「時間軸の差」が絡むとか想定すると、もっと複雑な設定構築が妄想出来てしまう。あまりにも煩雑かつ無意味な妄想に陥るので書かないが。
なんにしても、ここで描かれた事は、あくまでゲーデルが「そう思っている」真実でしかなく、映像はそれを基に作られた再現映像でしかないんだよね。やはり、全てを信じる事は出来なさそうだ。