日本工業大学・若杉祭内 May'n大学祭LIVE'09 in N.I.T. 日本工業大学 体育館

この時期、学園祭などイベント真っ盛りの中ながら、今日は元々他に予定がありイベント参加を入れていなかったのだが、急遽時間が空いてしまった。という状況で、つい参加可能イベントを探して参加してしまうというもの、我ながら業が深い。
May'nについては、結構好意的に見ている。基本、声優系ライブばかりで、アニソン歌手系は出来るだけ控えているのだが、May'nは、その若さに見合わない歌手の貫禄のようなものを感じ、その方向性がどうなっていくのか、結構気にかけている。
この業界、若さは強みのようでいて、案外そうでも無い。声優やアニソン歌手は、若さより安定性を求められるのが常だ。彼女ほどの実力を持つものが、それでもなお今後大成できるのか若干の心配があるのも、その若さゆえ。今現在の彼女がアニメファンにどのように受け入れられているのか、この手の若干オフィシャルから外れるイベントによって量れるかもしれないというも、参加した理由の一つだったり。
彼女ほどの、今後武道館でのライブが予定されているほどの歌手でありながら、結局チケットが売り切れなかったのは、少し心配材料の一つ。そして、参加して分かったのが、かなり学内の生徒で占められているという雰囲気。いや、違うのか。しかし、その参加している客は、そのことごとくが若い。いわゆる、アニメイベントおっかけとして年季の入っている人の気配が感じられない。これは、やはり裏のイベントで大きいのがあったからなのか。しかし、それでもなお彼女を選択する人がいて欲しい所だが、そうでも無いという訳で。
もしかすると、彼女の客層の多くは、いわゆるライトオタク層というものなのかもしれない。オタク作品をスタイリッシュに楽しみ、あまり深く浸からない層。学祭ライブなど、イベントとしての体裁に不安を感じると足が遠のく。どんなに小さな機会でも一目見に集まる濃いファンという感じではないのかも。ただ表層を見ているだけの勘違いかもしれないが。
ライブとしては、コンパクトながら肝となる曲をしっかりとラインナップし、満足出来るものだった。観客も大いに盛り上がっていたと思う。充分成功と言えるだろう。
May'nの活躍の場がどのように広がっていくのか、今後も注目していきたい。

ユニバーサル・バニー

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