1122 夜 (仮) OMEGA TOKYO

冒頭、石毛佐和が登場し語りだす。
「今日までこのイベントのタイトルは(仮)となってましたが、ここで正式名称を発表します。それは・・・『大麻帆良祭リータンズ』です!!」
そして、流れ出す「ハッピー☆マテリアル」! 飛び出してくるネギま声優達! 会場は狂乱の渦に突入していくのだった!!
・・・というような展開を期待していたんだけれどなあw。(妄想です。すみません)
実際、3人以上のネギま声優が純血で揃うライブなんて、一体何時以来だろう。試写会とかトークイベントとかを除けば、実にプリフェス以来と言えるのでは無いだろうか。2年半ぶり。
となれば、期待するなというのが無茶というもの。こちらの妄想が暴走するのは致し方ない。
実際には、案外フツーのライブだった。ネギまソングは、最後の全員揃ったお楽しみを除けば、Hazukiの歌った「KIZUNA」のみ。Hazukiは、今までもネギまソングをイベントで歌い続けてくれていたから、これはいつもどおりの嬉しいセレクションと言える。
ライブの構成は、Hazuki、石毛、木村、井上の順で、各自数曲、自身のオリジナルソングやアニソンやヒットソングを歌うというもの。おそらく、選曲は完全に各自任されていたのだろう。全体のコンセプトとかはなかった。思いの外各自の曲数が多く、ライブとしてはボリューム満点。だが、その分MCは控えめな感じ。
けど、やはり残念だなあ。自身のオリジナルソングが入るのは、各自の現在の活動を知る機会としてありがたいとしても、ヒットソングなどを入れるくらいならばもっとネギま系に寄ってもらいたかった。アニソンを歌うならば、当然ネギまソングで通してもらいたかった。別に、こちらは盛り上がれれば全然OKなのだから、歌詞カード見ながらでも全然良いのに。
とは言え、現在の彼女達の活動を見られるのはそれはそれで純粋に嬉しいし、楽しい。
Hazukiは、彼女のソロライブをそれなりに追いかけているが、本当にいつもどおり。やる気があるのか無いのかも不明な「ほやー」とした感じも、そのまんまだったw。選曲も、「ハレ晴れ」を選んでくるなど、妙にツボを押さえているのがいつもどおりで嬉しい。
石毛佐和も、ある意味いつもどおりかな。もしくは、案外余裕が無かったのかもしれない。1日二回。ゲストの違うライブに出演しながら取りまとめ役みたいな立場だったのだろうから、当然と言える。ドリクラの曲はなかなか良いんだけれども、アイマス的に皆の中には入っていないのだろう、みたいに事は感じた。これから発展するのか興味深いところ。
木村まどかは、本当に久しぶり。というか、彼女の単体の歌を認識するのはLast Aice以来だろう。改めて聞くと、やはり上手い。というかステージ上のオーラが違う感じ。そうとうAice5で鍛えられたんだろうとかw。大好きな作品、おとボクの曲を歌ってくれたのは、予想外で非常に嬉しかった。
井上直美は、最近良く見ている気がする。独自の活動を精力的にやってくれているようなので、嬉しい限り。彼女は自身をエロ担当と認識しているのかw、今回も破廉恥ナースコス(自身で言っていた)で登場。胸元パックリで目のやり場に困るくらい。とは言え、非常にコンセプトがしっかりしていてキャラが立っているので、見ていて安心できるし楽しくさせられる。トークでも会場を大いに沸かせていた。思うに、最近の流れとして、このようにエンターティメント性の強い派手目の個性の方が受けが良いように思う。
全員のソロのパートが終わり、最後には「お楽しみ」。これは当然「ハピマテ」で〆。会場は「待ってました」とばかりに大盛り上がりだった。
終演後、アンコールを煽る声が会場から上がり、アンコールに押されて再度登場するも、このアンコールは予想外だったとか。そして、再度ハピマテ。この流れ、2005年の麻帆良祭を思い出させるなあ。やはり、このイベントに集まった観客は、あの当時の盛り上がりを懐かしく思うものが多いのだろうと思わせる。
それに、今現在もネギまが新しい読者を取り込んで充分な人気を保っているのだから、もしかしたら、過去を体験していなくてもネギまで盛り上がりたいと感じている新たな者もいたはずだ。
ネギまのイベントいうものには、未だ大きな需要があると思える。何か新しい展開を出来ないものかと妄想してしまうイベントだった。