花澤香菜の悲鳴が好き

なんだか、変態チックな題だなw。
結構忙しい中、ゆるゆると今期TVアニメなどを見ているのだが、「こばと。」を結構律儀に見ている。内容的にはCCさくらちょびっツの中間的な作品で、正にCLAMP作品な訳なのだが、それって忙しい時に気合を入れてみるほどのものでも無い。けど、見ている。
何故かと考えたのだけれども、その原因は花澤香菜の声を聞きたいからのよう。もっと具体的に言うと、彼女の「悲鳴」が聞きたい。
「きあああああ〜」(へなあ)というなんとも気の抜けた声で、妙に癒される。
悲鳴は、本来危機を知らせるものなので、聞くとこちらを緊張させたり、不安にさせるものだったりするはず。しかし、彼女の悲鳴はそんな所が無い。ある意味、非常に抑制された悲鳴なのだ。けれども、キャラクター的には真剣味もある声であり、そのバランスが良い。
花澤香菜はかつて「棒子」(棒読み)ともいわれた事があるが、それも今は昔。その頃からの味のある部分はそのままに、今は相当の演技力を身に付けてきているように思える。
棒子」時代にも「良い棒」と呼ばれるように彼女の声は珍重されていた。ごく当たり前の女の子声の様に思えるのだが、どこか人を心地よくする響きが含まれているのだろう。それが、彼女の声質によるものか、それとも演技力によるものか私には判らない。が、とにかく気持ちが良い。やはり、気持ちの良い声を聞かせられるというのは、声優にとって一番の魅力だろう。
気がついたら、彼女は現在、主演ヒロイン声優の一角を大きく担っている。今後の彼女の活躍に、大いに期待したいものだ。

こばと。限定版 第1巻 [DVD]

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