K-ON!LIVE 〜レッツゴー!〜 横浜アリーナ

凄く丁寧な作りのライブだったなあ。全体的にバランスが良い。
キャラソンは他にもあるけれども、それは使わずキャラのメインソングだけを歌わせる。代わりに、寸劇を入れたり、ゆるーいMCになるよなうコーナーを設けたり、つまりは作品世界を思わせる趣向を取り入れていた。
そうなんだよね。キャラソン=作品というわけじゃない。ネギまアイマスみたいにキャラソンで様々な展開をした訳じゃない場合、キャラソンが観客全員に馴染んでいるとは言い切れない。それを詰め込んでしまうと、ただ並べただけと感じられかねない。もしかしたらキャラソンCDを手に入れていない人もいる訳で、そういう人であっても、TVアニメのけいおんが好きであっても良いはずなのだから。
だから、キャラソンを早々に切り上げて、寸劇などで盛り上げて、そして「放課後ティータイム」のライブに繋ぐという、丁寧な構成に感心してしまった。中でも、あて振りじゃなく本当に弾くよという展開で、普通に感動。テレビアニメの世界を出来るだけ忠実に再現しようとしてくれるその姿勢に、本当に嬉しく見入ってしまう。いや、興奮して弾けまくってたけどね。
これはやはり、彼女達の多くが新人に近い存在であり、そのシンデレラストーリーとしての成功だからこそ、このような事が出来たんだろうなあ。つまり、彼女達自身にとっても、このけいおん!が特別だから出来た事。
彼女達はこれから大きくなっていく人もいるだろうし、そうなるとなかなかこの様な趣向を再現する事は難しくなるに違いない。「あて振り無しの放課後ティータイム」が再結成される事が本当にあるかというと、かなり難しいのでのではないかと思える。
そう考えると、やはり、このレッツゴーライブは特別なライブだったに違いない。次のイベントもきっとあると信じたいが、それでも今は、このライブに参加できた事を喜ばしく思う。
あと、それから、今日のMVPは真田アサミで決定。何と言っても10年近く前からこの横アリに何度も立っている先達者だからなあw。流石の貫禄だった。

TVアニメ「けいおん!」劇中歌ミニアルバム 「放課後ティータイム」

TVアニメ「けいおん!」劇中歌ミニアルバム 「放課後ティータイム」