イベント定点観測「東京国際アニメフェア」編

よくよく考えてみれば、東京国際アニメフェアは開催当初から毎回参加している。
それも、今回で9年目。もうこうなると一歴史(w)だ。
折角なので、その参加した歴史を少しだけ思い返してみてみたい。

初めての開催。個人的には、まだ声優イベントとかを積極的に回ってなかったころ。それでもイベントとして結構魅力的に思い、気まぐれで参加。
イベントとしてこなれてなく、ダークスーツのスタッフが沢山いた印象が強い。ステージイベントもどことなくグダグダ感が漂っていた。けれども、その量は多いし、物販でもサイン付とかが沢山あって、凄いお得なイベントだと思った。以降ずっと参加を続けている。
考えてみると、TAF参加の歴史は、自分にとってアニメ系イベント参加の歴史そのものなのか。(^^)
このイベントで一番記憶に残ったのは新海誠。映像を一目見て惚れこみ、その勢いで阿佐ヶ谷の「そらのこえ」劇場観劇をした記憶がある。

この年の目玉は、何と言っても「デジキャラットまつり in 東京ビッグサイト2003」との併催だったこと。声優達も異様なほど沢山参加し、もう、どのステージを選んでよいのやら、二つの会場を行き来しながら目が回るほどの楽しさ、忙しさだった。
実際に見てみたい声優系のイベントは小さいブースで、子供向けは大ステージでと、今とは逆。それでもどうにかなっていたのは、あまりのステージ量で分散されていたからだろう。魅力的な声優同士がすぐ隣のブースで出演している事などもざらだった。
まだらいむ隊の凛花とかアンセブを見ることが出来た時期。言わば、新世代声優ブーム黎明の黄金期だろう。

この年は、ステージイベント的には少し停滞といった感じだっただろうか。前年のブロッコリー旋風が去り少し落ち着いた印象。
けれども、妙なエネルギーを感じさせる年でもあり、雰囲気がいつもと違っていた。アニメフェアがイベントとして独り立ちするため、色々画策していた年なのだろう。
この年印象に残っているのは、個人的には何と言っても能登麻美子の歌。あれの衝撃は凄かったw。あと、この時初めて茅原実里を見たんだけれども、エイベックスの手先としか認識していなかったなあw。←ひどい

この頃からアニメフェアそのものの印象があまり変わらない気がする。つまり、一つの形が出来たのだろう。前年よりもイベント数が増えているけれども、あちこち気ままに、気張らずに見てまわれた記憶が有る。混雑はしていたけれども、会場の広さとコンテンツの魅力が丁度よいバランスの頃だったのかもしれない。

当時の記録が出てきたので追記
(初日)
○メイン「ああっ女神さまっ」ステージ
確か途中から。石田燿子が歌っていた。お姉ちゃんもいた。
○メイン「avex mode the LIVE」
綺羅星の如く一般タレントが並ぶステージ。なんと、ここで茅原実里の歌も聞いていた。しかし、一般タレントに紛れてすっかり忘れていた。確かに唯一の声優、それも歌も上手く結構な好印象だったのだけれども。エイベックスの看板があまりに大きすぎた。
ふたりはプリキュアMaxHeartステージ
一寸見かけたもの。五條真由美ときぐるみキャラショー的なものだった。
IMAGICAらぶげ」ステージ
外道乙女隊とラブフェロが別々にステージに出たりして、一寸凝った構成をしていたはず。けどグダグダ感のあるステージだった。
○メイン「創聖のアクエリオン」ステージ
監督とかキャストとかが出て非常に豪勢なイベント。流石は河森監督、力入っている。「あの名曲」をここで生で聞けた訳だ。初出しだったかな。
○メイン「らぶげ」ステージ
IMAGICAらぶげ」じゃんけん会
まあ、とにかくこのあたりは完全に清水愛目当てだったわけだ。
(二日目)
○wowow「眞田十勇士」ステージ
能登麻美子目当て。結構な混雑だったが、まわりから覗けるようなステージで何とか見られた。
○wowow「強殖装甲ガイバー」ステージ
引き続き能登麻美子目当てで。原作者を能登麻美子小林治が褒め倒していて妙におかしかった。
東映イリヤの空、UFOの夏」ステージ
野中藍目当て。今井ちひろが歌ってくれていた。
○「風人物語」ステージ
非常に小さなステージで名塚佳織花村怜美岩村愛などがガールズトークをしているという、妙にお得感の高いステージだった。
○エイベックス「いちご100%」ステージ
完全に能登麻美子目当て。写真などを交えアフレコ現場の話など。

2009年は日記に書いていないが、一応行っている。とある声優の地方イベントを挟む強行軍だったが、両日ともw。
会場的にも、イメージ的にも、2006年から今の体制で固定しているんじゃないだろうか。ただ、毎年来場者数は多くなり、ブースステージは狭くなり、ステージの観覧管理は厳しくなりと、イベントの豪華さとは裏腹に、楽しさは2006年をピークに徐々に下落している気がする。日記の方でも、それに対する苛立ちが徐々に高まっているのが読み取れる。
2010年に至っては、内容自体も下落気味かも。少なくとも、昨年までは豪華さにおける下落はあまり感じなかった。
そう考えると、TAF自体、結構大きな曲がり角に来ている気がする。
来年はちょうど10回目。どうなるのだろうか。