俺の妹がこんなに可愛いわけがないフェスティバル 川口総合文化センターリリアホール

すげー良いイベントだった。
これほど良いアニメイベントを他に思い返すとすると、あの神イベント「超ひだまつり」くらいまで遡らなければならないくらい。(・・・ちっ、両方ともゆまか。やるなあ。)
やった事は大きく分けて4っつ。
一つは声優たちのトークコーナー。これは他のアニメイベントでも良くあるコーナー。
もう一つは声優たちによるキャラソンコーナー。これは、ありそうで結構無い。良く有るのが、OP・EDのアーティストが歌うとかで、実は、声優それぞれに歌わせるのは、結構レアな部類に入ってくる。最近特に減ってるし。・・・「全てのアニメは、キャラソンを作ったら必ずライブで声優に歌わせなければならない」とかの法律でもあればいい、とか思うw。ライブで発表されないキャラソンが草葉の陰で泣いているよ。
で、声優がガッツり歌ってくれて充分嬉しいのだけども、このイベントの凄さはここから。
ステージに作品のセットを用意して、声優たちにコスプレをさせての寸劇コーナー。ここまでやったのって、「けいおん」とか「ひだまり」とか「ハピレス」くらいで、とにかくレア中のレア。セットの出来から言うとダントツともいえるものだった。イベントで大事なのは、「如何に作品世界に浸らせてくれるか」だと思うが、それをここまで本気でやってくれたのは、実に嬉しい。声優たちのコスプレも実にはまっていた。なばのバジーナとか、それはもう。
・・・けど、これだけではないのが、このイベントの更に凄い所。
アニプレのゆまとか電撃の三木とかが出てきて、作品が業界内で色々噂になったことについての暴露話を展開。更に、原作者伏見、脚本家倉田が出てきての京介役の中村とエロゲトーク。・・・ここはロフトかw。
最近、結構頻繁に行われるアニメ業界系のトークイベントって、それなりにエンターティメント性がある。というか、観客ってその作品の「特別」なものを求めてイベントに来るのだから、こういう裏話とかの「特別」って、実は最も求めているものだと思う。だから、新宿の片隅でこっそりやったりするのは、少し勿体無いと思っていた。けど、それをこの大舞台でやってしまうというのは、凄い度胸。声優のライブと同じステージでやってのけたのは、ある意味革命的だ。・・・俺いもという話題に事欠かないコンテンツだからこそ出来た事なのかも知れないけれども。
ともあれ、ロフトプラスワン的なノリから、正統的な声優のキャラソンまで、満遍なく作品世界に浸れて大満足。唯一、正に画龍点睛を欠くといえるのがOPが歌われなかったことだろうか。顔出しNGアーティストがここで足を引っ張るのは残念の極みだ。けど、それを補って余りある声優達の歌や演技やコスプレを充分堪能できたので、良しとしよう。
声優がより頑張っているというのであれば、「ネギま」とか「らき☆すた」とか「アイマス」とかの良いイペントもあるけれども、声優に負担がかかりすぎるという点でなかなか難しいだろう。こういう企画の段階で良いものにできるのであれば、もっとこんなイベントを他でもやって欲しいものだ。