アニメ放送開始記念イベント「このイベントの中に1人、妹がいる!?」 横浜BLITZ

良いイベントかどうかを事前に見分ける方法として、「出演者に“抜き”がないか」という事が挙げられるだろう。つまりは、意図してギャラの高そうな出演者を抜いていないかということ。今回のこのイベントで言うと、櫻井孝宏がこの手の作品の主人公にしてはベテランを配置していて、勿体無いくらいと思っていたのだけれども、イベントにも出席してくれるとは思ってなかった。
ということで、豪華にもその櫻井孝宏がMCを務めていたこのイベント、なかなかに素晴らしいものだった。MF文庫の本気を感じたw。
この手のハーレム系作品において、主要ヒロインのキャストは、有る意味最も重要なものだが、その選択肢が絶妙と言える。最近、自身の活動を開始した竹達彩奈が最も大物と言えるが、彼女にして既に年長組みという配置。実際には竹達より年上なのにとてもそうは思えない、しかしやはりどこか包容力の有る大亀あすかが全体のサポート要員。最も年少でありながら、最もしっかりしていて可愛らしい日高里菜が切り込み隊長。そして、やはり年若いのに少し落ち着いた感のある佐倉綾音を相方として、主役には、真面目一本槍でどこか放って置けないところがあるが、一品のヒロイン声を持つ石原夏織が中心に座るという布陣。○松とか、花○とか、○倉とかを入れたいけれどもあえて入れずにこのバランスになっているあたりが、なんとも言えずによいw。
そして、彼女達のトークでは作品を絡めながらもキャスト本人の人柄が見られる御題を出したり、ちゃんと書き下ろした4コマを元に生アテレコをしたり。
そして、歌も。当然のことながら石原夏織も参加しているStylipSによるライブはもとより、ヒロイン5人娘のEDも披露。それも、5人揃って、キービジュアルから飛び出してきたかのような、ウェディングドレス風の衣装を纏っていたり。最後のアンコールでは、StylipSとヒロイン5人の混合による再疲労もあり、実に華やかだった。一瞬だけゆいかおりが結成されたりもして。見て聞いて、そのあまりの煌びやかさに、一瞬意識が飛びそうになったよw。
おそらくは、今望みうる女性アイドル声優萌コンテンツの、最先端イベントとしても良いだろう。
アニメ作品自体は、実にくだらないハーレムものだが(褒め言葉w)、だからこそ、こういったキャストを使ったイベントなどのお遊びに余裕が生まれるといえる。アニメのエロシーンとかをイベントで見て観客と共にキャーキャー言うとか、実に楽しいw。
個人的には、このアニメBDとか売れて欲しいと、強く願う。こういったコンテンツこそが、萌えオタにとっての最高のご褒美だからw。

この中に1人、妹がいる! (MF文庫J)

この中に1人、妹がいる! (MF文庫J)