ソードアート・オンライン 第2話

うーん、若干微妙。アニメ作り屋の欲が出てきている。
まだ2話目なんだから、主人公を立てたい、世界観をより説明したい、という気持ちは分る。その上で、気持ちよく作画を動かしてしたら、アニメとしては120点のはず・・・という判断は理解できる。
けど、それは浅墓。しっかりと構築されている世界観は、じっくりと見せていっても良いし、魅力的な主人公キャラは、少しずつ物語世界の本筋に絡んでいく方がリアリティがあるし、感動もじわじわと来る。原作の構成って、そうなっているでしょう?
所謂、アニメ化における改悪の典型的な例をしてしまっていると言える。まあ、全く駄目な出来では無いので、いくらでも修正は出来るのだけれども、やはり、原作者の意図よりも、アニメ作り屋の発言が大きくなっていると、その作品は原作の良さが大きい作品ほど微妙になるのは、過去の事例のとおり。
やはり、原作者がいい人過ぎるから、アニメ作り屋が調子に乗っちゃうんだよなあ。アニメ作り屋は、自分達が、競争によって勝ち残ってきている原作者に対してどういう立場であるか、充分理解しておく必要があると思うよ。