美佳子@ぱよぱよ公開録音 町屋ムーブホール

いや、このイベントには前にも参加した事があるが、実に感動的なイベントだと、毎回感心させられる。
必要最低限のアナウンスしかされない中で、観客が誰一人として迷い無く、整然とイベントに参加する。もう、最初から最後までイベントの空気が出来上がっている。もちろん、始めて来た客も居るのだろうけれども、この空気の中では流れに身を任せるしかない。これは数をこなした成果だろう。凄まじいほどの統制力だ。正に継続は力なり。
そんな公開録音イベントも、実は今回が100回目だという。なのに、その記念すべき回についても、それほど意識していなかったらしい。その継続している事の凄さに、自ら鈍感なところが、逆に継続の秘訣なのかもしれないとか思ったりw。
ただ、今回唯一スペシャルなのが、初めての10代声優だということ。現役女子高生で受験生の日高里菜がゲスト。まあ、こちらの方としても、やはり彼女の話が聞きたかったから参加したという訳では有るのだけれども。(^^;
日高里菜については、以前「いつか大物になるかもしれない不思議なオーラを持っている」とかw、感想を洩らした事が有るのだけれども、なんだか既に大物の気配が見えてきているのが恐ろしい。
声質は非常にクリアな高音としてヒロイン声だし、演技の幅も広がりつつある。そして、彼女の最大の魅力は、その声にも増してクリアな性格。非常に頭の回転が速くて、人懐こくて、物怖じしなくて、どんな時にもマイナスの気配を全く見せない。そんな彼女の凄さは、自分の立場を守るような気配を見せないこと。少しくらい先輩から煙たがれても本音っぽいことを言ったり、可愛くない事とかも必要であれば、いくらでも言う。そういったサバサバ感がありながら、許されてしまえる素直さがある。
犬僕とか中妹とかのイベントで感じた、そういったトークのキレを、もっとじっくりと、生で見てみたいというのが、今回の参加の主旨だったのだけれども、実際には更にそのキレが増しているように感じられ、もう感心しきりだった。
いや、一体彼女は、これからどのような声優になっていくのだろう、とか思ってしまう。今はまだ、若さを生かしてユニットに召喚されているだけの存在だけれども、自らアイドル声優としての自覚を持って、堀江由衣のような存在を目指していく? それとも、そのトークと演技力を磨いて、山寺宏一のようなバラエティ声優として立身していく? そのどちらにもなり得る可能性がありそうで、なんとも末恐ろしい。
有る意味、参加して非常に価値を感じたイベントとなった。
ところで、まあ後に放送されるのだから、書くまでも無い事なのだけれども、内容として、とても「つぼった」シーンが一つ。りなしーがモノマネを求められて、披露したのが小倉唯のモノマネ。それもゆいちゃんがりなしーに実際にした愛の告白とかで、もうこのセリフには、二重の意味でやられまくってしまった。そのせりふを聞いて、美佳子じゃないけれども、トリハダ立つくらい揺さぶられたw。
こういう事を平然とやる日高里菜は、やはり大物だよ。