犬属性ヒロインにめろめろ(*´Д`*) 〜ミルヒオーレと千反田える〜

DOG DAYS’関連記事第2弾w。
最近、犬属性ヒロインに、かなりはまっている。具体的に言うと、DOG DAYS’のミルヒ姫と、氷菓千反田えるに。
まあ、所謂、めろめろ?(*´Д`*)

  • 清純派優等生キャラの特殊性

犬属性ヒロインは、言い換えれば、従順そうな清純派優等生キャラであり、つまるところ、男にとって都合の良い女性像でもあり、昔ながらの典型的なヒロインと言えるだろう。
しかし、考えてみるとここ最近、というか、オタクとか萌えとかがもてはやされたころから、案外、人気ヒロインの主流から外れていたような気がする。もちろん、ハーレム系コンテンツの中には必ず存在するし、メインとなっていたりするけれども、それでも一番人気が取れないし、ストーリー上でも割りを食う役ばかり引き受けるようになっている気がする。
代わりに人気が出ていたり、作り手からも受けがいいのが、ツンデレとか、妹とか、無表情とか、ヤンデレとか、女王様とか、言わば変化球キャラ。案外、こういった特異な個性を持っている方がキャラが深いとか、面白いとか言われたりして。(歴史的な話をすると、「同級生2」のヒロインが妹だった頃から、このような流れが出来たはず)
しかし、最近思うのだけれども、今の変化に富んだご時勢では、清純派優等生キャラほど、特異な存在はいないのでは無いか、と思う。
案外、変化球キャラは、少し特異な個性を描く事で、この変化に富んだご時勢に馴染む、ある意味現実味のあるキャラとして、捉えられているという側面があるのでは無いか。
逆に言うと、このご時勢で、清純派優等生キャラを、現実味を持って描くのは非常に難しい。もし、それが出来るのであれば、その清純派優等生キャラこそ、かなり深いキャラと成り得ているのでは無いか、と思う。

  • ミルヒオーレの幸福

DOG DAYS’のミルヒ姫は、まあファンタジー世界の、そのまんま犬耳しっぽ少女では有るのだけれども、彼女の精神構造を想像するに、なんだか身悶えたくなるw。
姫とはなっているが、実際には一国の領主であり、国民誰からも慕われる存在。さらには、全世界的な歌姫としても人気を集めている。どうあっても清純で優等生でしか居られない存在だ。
そんな彼女が、一人の少年、それも英雄として「唯一姫が頼っても許される存在」と出会う。その精神の流れを思うと、シンクになでられる際の、ミルヒのしっぽのパタパタが、愛おしくて仕方が無い。(*´Д`*)

千反田えるについては、これはごく普通に箱入り娘という基本的な捉え方で良いのだろう。ただ、彼女の面白いところは、一見世間知らずなのに、記憶力が非常に高くて、好奇心があって、知性も高くて、精神的にかなり繊細な面も持っていること。
彼女は、言ってみれば、あらゆる事象を、全て、事細かに、心の中に飲み込んでしまう。彼女は、実に幸福に、愛に満たされて育った為に、心のキャパシティーが異様に広いのかもしれない、とか空想してしまう。(原作読んでないので、もし違っていたら恥ずかしいがw)そんな人より大きな心を持っているからこそ、逆に人とぶつかったり、個人的なこだわりが出来ないので、その清純さが保たれているのかも、とか考える。
なので、折木は、彼女にとって特別な存在。なぜならば、彼の心は、えるの心のキャパシティーを常に超える存在だから。それも、その折木の心の大きさの在り様が、負の感性に拠るものでは無く、ただ単に、人の心の真実を大切にしようとする事から生まれていると、彼女が気付いたとしたら・・・。折木はえるにとって、ただ特別な存在ではなく、初めて「好ましい」と感じる存在と成り得たのではないか。
言ってみれば、それこそが彼女の「初恋」ではないか、とか思ったり。
・・・
一見、まっすぐで、まっさらで、表面上は定型的な美少女と言われかねない清純派優等生キャラだが、その心の裏を察するに、そのまっすぐな心を維持するために、誰よりも深く真摯な心が潜んでいる・・・そんな風に思えたりするのだ。

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