喜多村英梨 FIRST TOUR 2012「RE;STORY」 横浜BLITZ

私の喜多村英梨に対する想いは、以前にも何度か日記に書いた事があり、繰り返しになってしまうのだけれども、それでも書いておきたい。
彼女は、どうやら声優としての新人の時にポカをしてしまい(これは本当っぽい)、それを取り返すためにそれ相応の苦労をしたと思う。その結果、人格的には非常におちゃらけた立ち位置を貫きながら(これも地らしいw)、それでも、かなり損な役とかハードな役とかを引き受けてくれていたと思う。そして、その成果として彼女の受け持ってくれてたキャラクターは、アニオタとして決して無視できないほど多く、重要なものとなっている。
彼女個人を深く知る訳では無いのだけれども、それでもアニオタとして、その実績に対して低く見られる様を、常に視界に入れていたつもりだ。数年前のTAFで、他のアイドル声優にファンが鈴なりになっている中、彼女のラジオ公録ブースに誰も立ち寄らない様子とかを見て、損な娘だなあと気にかけてしまったり。
何かにつけ黒歴史とか、悪い方向に噂されてしまう彼女だけれども、そういった一切合財をもってしても、彼女に対するアニオタとしての評価は変わらない。とにもかくにも、彼女自身が潰れない事だけを強く願っている。
再デビューを果たし、彼女の実力に見合ったスマッシュヒットを連発し、しかしまた黒歴史を振り撒かれ、それでもなお辿り着いたこのライブ。有る意味、泥に塗れながらもアニメに尽くして来てくれた彼女の、彼女自身の栄光の場としてのこの機会。アニオタとしては、全身全霊で応援したいと思ってしまう。
彼女の言動は常に軽い。彼女自身がアニオタであり、元々「こちら側」の存在である事を自覚していて、自分がステージにいること自体を、ちゃかして語らずにはいられない。しかし、それでも彼女は、そこがファンが支えている「場」であるという自覚も持ちあわせ、ステージをしっかりと務めていた。・・・彼女の心の立ち位置を思うと、その心の内を想像するに、胸が熱くなる。ステージの途中に、彼女が堪えきれなくなって涙する様子に、危うく同調しかける。いや、キタエリはもっとドライなはずだろ、とか、そうであって欲しい、とか。(T_T)
彼女は実力の有る人だし、その実績も素晴らしいものだ。それに見合った評価をされて欲しいし、アニオタとしては、それに対する感謝の場を望んでいたりもする。声優ライブは正にそのような機会であり、他のファン共に彼女を礼賛でる事ができて、幸せな瞬間だった。これからも、このような機会を出来るだけ沢山作って欲しいものだ。
はまおたナイト 横浜Applause(2010/9/4)

Destiny(初回限定盤)(DVD付)

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