NANA MIZUKI LIVE GRACE 2013 -OPUS?- さいたまスーパーアリーナ

水樹奈々のオーケストラライブ第２弾。前回、初めての試みにして大成功となったであろうオーケストラをバックにしたライブを、今度は場所を変え、ＳＳＡでやってしまおうというもの。もうなんだか、こう言ってはなんだけれども、やることが思いつかずに苦労して企画を捻り出しているのでは、とか思ったり。いや、これはどう考えても、常識外の企画でしょう。
というのも、普通の発想としてオーケストラコンサートをＳＳＡでやろうというのは、あまりにちょっと・・・という気持ちが強い。オーケストラの力強さは知っているつもりだけれども、それでも、やはり生の音量とか、音響とかあるじゃない？そのあたりどう折り合いをつけるのか、ある意味「興味」の方が先に立ってしまった。
実際のところ、音量は微妙に足りていなかったと思える。というか、前回は代々木体育館を横に使っていたので音が戻ってきていたけれども、今回は縦に使っていたので、音は飛んでいったまま。結局、マイクを使った音がメインになって、一見音の幅は広そうでも、どうしても力強さに欠ける音だったと思える。
まあ、それでもオーケストラに編曲した演目はやはりレアであり、それだけども面白いものだったが。一番嬉しかったのは、リクエストでも一位だったという「innocent starter 」かな。バラード系でありつつ熱い曲なので、オーケストラの大編成でやると、実に映える。これはGRACEのエタブレ的位置づけにしても良いくらい。
オーケストラライブをやるというのは嬉しいけれども、やはり企画はもう少し練ってほしいというのが、今回の感想かなあ。もしＳＳＡでやるなら、やはり音響自体が無理な企画なので、代々木と同じように横に使って、それも、オーケストラ編成あと５０人くらい追加で揃えるくらいして欲しい。いや、基本はアコースティックなのだから、演者の編成にあった会場を選ぶというのが正しいだろう。

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