ラブライブ! 3話 〜「世界が変わる奇跡」胎動の瞬間〜

いや・・・、堪らないほど良い。実にいいね。(^^)これは、言ってみれば、「ガラスの仮面」に通じる良さ。
何かを成そうとしたとき、それがまったくのど素人が始めようとしているのであればなおのこと、決して上手くはいかないだろう。どんなに頑張っていても、それが最初から何かに通じるということは稀。
実際には、それを最初から評価してくれる人は居るかもしれない。その努力とか意志が凄い、なんて。けれども、それは「通じた」と言う事ではない。その努力、意志、そしてそこから湧き上がる「力」が「世界に通じた」とき、それはその「力」を持つ存在の世界が変わるときなのだけれども、それが一番最初から起きることなどは、滅多に無い。
大いなる力を持つ存在がそこにいるのに、その力が世界に通じていない。そんなもどかしさがそこにある。
しかし、だからこそ、何時かその力が通じる時を信じて、無償の努力をする過程こそが、ドラマチックになると言える。
そして、より面白い事に、ラブライブの面々は、個人個人では北島マヤのような力を持っている訳ではない。一人一人がどこかかけた存在であり、アイドルとして足りていない。
しかし、そこがアイドル「ユニット」としての面白さ。一人に足りていないところがあったとしても、他のメンバーがサポートする。一人一人に何かとても魅力的な要素があったりする。そして、その一人の魅力がユニットの全方位的に配置されていけば、全体で途轍もない力を持つ可能性を秘めている。それは、まるで奇跡のように嵌っていく可能性を秘めたキャラがそろっている。
そんな、正に「世界が変わる奇跡」の胎動とも言える瞬間が克明に描かれていて、なんとも言いようのない、熱い思いを感じてしまう。
いいねえ、実に良い。次回が待ち遠しくて仕方が無い。