岩男潤子復興支援ライブvol.50 二子玉川 KIWA

良く考えてみたら、これも「春のアニメ主題歌を歌うアイドル巡り」の一つとしてよいかw。岩男さんもアイドルだし、アニメ主題歌歌ってくれるし。
ということで、記念すべき岩男潤子復興支援ライブの50回目。最近、ライブにちゃんと参加したいと思い続けながら、「いろいろ忙しくて」参加出来ずにいた。
参加してみて・・・やはり素晴らしいね。
歌とは何か。それは自分の世界を声によって紡ぎだすこと。そこには、テクニックや声量、声質など、歌の良し悪しとは別のファクターが存在する。岩男潤子という存在が、自身の本質を偽らない、偽れない人間であることは周知の事実だけれども、そんな「不器用な」存在であることを、逆に力に変えて、このような素晴らしい地点まで到達してしている。
その過程で、「本当に声を失う」などの大困難を乗り越えているところからも、その到達している地点たるや、恐るべき高さだ。
ある意味、あらゆるこだわりから解放されて、ただ自分の歌の世界に遊ぶことに熱心な様子は、ライブにも現れる。その無茶に振り回されているのは、この日は気心のしれた川村竜だけなものだから、本当にありえないほど自由な、岩男潤子ワールドが展開していたと思う。会場は二人のやり取りに笑いが絶えず、しかし、ひとたび歌に入れば、岩男潤子の歌の世界が展開する。
今日のセットリストは、ある意味、彼女にとってのベスト盤とも言えるものだっただろう。それをいまこの時点で、ここまで自由な、一番岩男潤子らしいスタイルで聴けたのは、望外の喜びだった。
岩男潤子という存在自体に、力を貰える。今後とも、出来るだけ時間を作って参加していきたいものだ。

やさしさの種子

やさしさの種子