アニメ紅白歌合戦 Vol.3 国立代々木第一体育館

うーん、不思議なイベントだなあ。元々、紅白歌合戦と銘打ちながらバラエティーに富んだ内容で、つまりはミュ〜コミpresentsということでラジオ番組のコーナーを含んだイベントだったのだけれども、その色は残しつつ各パフォーマーがかなりしっかりライブするフェスの要素が増してきている。
で、今回の特色はといえば、何といってもももクロの出演。もう開演前からモノノフ達の集結により一種異様な雰囲気になっている。それも、その他の出演者が決して数が多く無い上、ヒャダイン以外は声優アーティストだったりするものだから、ある意味、ももクロVS声優アーティストといった風情。
で、実際に幾多の声優アーティストを向うに回して(ファンの声援も込みで)ももクロが拮抗しているのが凄かった。これが国民的週末アイドルというものかと感心してしまった。彼女達の生パフォーマンスは、お仕着せ気味だったアニサマを除けば、アキバで公開ライブやってた頃以来の印象なので、その後の爆発的な人気でトンデモナイ存在になって居るというのを改めて思い知らされた。
その他、声優アーティストの活躍もやはり楽しいのだけれども、これらのフェスはある意味アニサマで完成し、アニマニで進化している感があるので、欲を言えば、演出にもう一工夫欲しいところ。特色が「生台詞」じゃ「歌合戦」の名が廃るw。声優アーティストにこだわってくれているのならば、滅多に歌われないキャラソンとか、声優自身が好きな往年の名曲アニソンを必ず歌うとか。まあ、今のままでも十分楽しいんだけれども。
あと、今回の開催に際して嬉しい事が。一押し田所あずさがレポーターで参加し、あのポンコツぶりを発揮していたり。いや、良いね。あれだけ周りを「穏やかじゃ無い」気分にさせておいて、それでいてどことなく愛嬌があるのだから。このノリがアジになるのかも。それにしても、彼女をずっと席に座らせておいて歌わせないとか実に勿体ない。あのポンコツ少女が一度大舞台で歌った時の客席の様子を見てみたかった。スフィアが勇しぶEDを歌っている時の彼女の嬉しそうな顔が印象的だったよw。
今回はエヴァ繋がりで立木さんがシークレット出演してくれたけれども、それでも出演者数が尻すぼみ気味なのは気になるところ。何か新たな特色を見出してくれると良い気がする。