ツギアニ!2014秋 ニッショーホール

正直にいうと、ツギアニというイベントはビミョーだと思っている。なんというか、コンセプトが不明瞭。なんでも紹介出来るという立場だと思うのだけれども、その緩さ故になにに期待すべきかよくわからない。今回の紹介作品も、期待度から言えば下から数えたほうが早い作品ばかりが揃っている気がする。それって「この作品だけは絶対強く押す」とかのコンセプトが無いから、イベントに期待する作り手も薄くなり、ゆるい作品しか集まらなくなるのではないかな。一旦そうなると負のスパイラルだよね。例えアニソンアーティストをライブで呼んでも、アニメ紹介イベントとしての地位が低くなってしまえば、魅力が上がるはずがない。
絶対的に期待されている作品を毎回最低でも一つ持ってきて、それだけは見たいという雰囲気を作れれば随分違うと思うのだけれども。
まあ、だらけたオタクとしては実はこういったイベントこそ大好物wなんだけれども、それでも他に優先度の高いイベントがあれば選ばないのは道理。今までにもあまり参加出来ていない。
ということで、ゆるゆると楽しませて貰う。
そして、まずはOAのA応Pの次にi☆Risのライブが有ったのだけれども、これで結構驚く。彼女達、こんなに凄かったっけ。非常に迫力のあるダンスパフォーマンスのライブに驚愕する。これはあれだね、μ’s成功神話の成果だね。この場所でしっかり努力すれば報われるというもの。既にWUGが後を追っているし、それに負けていられないという意識が強いんじゃないかな。彼女達それなりに前から活動していたはずだけれども、ここに来て一期に巻き上げている感じがする。これが世間に認知されれば、女児アニメの大看板を背負っているんだし、かなり盛り上がれるんじゃないだろうか。期待がかかる。是非頑張って欲しいものだ。
で、実はこれが一番の見どころだったり。
アニメ的には、なんとも言い様の無い作品ばかり。楽しませてくれるだろうけれども、はまり込めそうなものは見当たらなかった。
アーティスト的には、実は「虹のコンキスタドール」が面白かった。これはまるで「エコール」の世界観をそのままアイドルステージにした感覚。アイドル=ロリータであるとするならば、相当純化されたエンタメと言えるかも。もちろん、見る人を選ぶけどねw。
SCREEN modeは初見だったっけ。彼らも結構お気に入りのアニソンを歌ってくれているので、生で聞けてうれしかった。
セハガールもここで見られて、TGSで見られなかったのを取り返せてよかった。
遠藤ゆりかは、もう常連てな感じ。結構変則的な曲を持ってるけれども、ばっちりコールが入ってるw。るるもとかも嬉しい。
TRUEも何回か見ているけれども、今までで一番曲数多く聞いた。MCもしっかりしてくれて、人となりもかなりわかってきた感じ。
そして大御所のangela。やはり彼らが居てくれたからライブも相当しまった。
全体的には満足度の高いイベントだったのだけれども、やはりアニメ的な印象の薄さを感じてしまう。ライブも楽しいけど、やはりそれ以前に作品でしょ。これは、という作品を捕まえてきて欲しいものだ。

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