〜ろこどるスタッフが【トークショー】やってみた。〜 ロフトプラスワン

徹夜イベントは体力的に厳しい。その事は重々承知していたのだけれども、このイベントだけはどうしても参加したい。もう清水の舞台から飛び込む覚悟で臨むことに。
元々このイベントのタイトルは「スペシャルイベント前夜祭」的なものだったらしい。この翌日に最大の本祭を開催予定だったので。しかし、蓋を開けてみればBDは死ぬほど売れるは、本祭への応募はびっくりするくらい多いは、倍率も公開出来ないくらいだったはで、それで「前夜祭」なんて銘打った日には本祭に参加出来ないファンに申し訳ないので改題したとか。…いや、抽選落ちた者としては既に十分恨んでますけどね。全くもって、ことこの作品の広報班はファンの動向を認識出来てないし動きが遅すぎるよ。(グチグチ)
とは言えこのスタッフイベントは嬉しい。このイベントは元々監督自らがやりたかったらしくて、スタッフなどのオジサンを揃えて男祭りにしたかったとか。そういう風にスタッフ自らが作品について語りたいという作品ほど良い作品が多いし、そういった際のトークイベントこそ、正にアニメイベントの真の醍醐味を味わえるものだと思ってる。というのも、そこで語られることこそ、物語の核心に触れる内容になるから。
…実際のところ、各自気ままにおしゃべりしてしまい、結構ボリュームのある用意したイベントシナリオが全く進まなかったとか。とにかく監督がもっと沢山喋りたいことがあったっぽい。とは言え、そういった生の様子こそが本物だし、その言動の端々を繋ぎ合わせれば、現場の雰囲気はかなり透けて見えたように思う。
第一部の登壇者はプロデューサー陣と唯一のメイン男性声優であるところのふるさと振興課係長太田貢。また、和菓子屋のおやじさんの声優も乱入したり。やはり太田氏がメインとなって、声優とかアフレコ現場の様子とかの話題が多かった。奇跡的なほど希望した通りのキャストの都合がついたとか。最初から絵に色がついていて、そのこともあってアフレコ現場の雰囲気もどんどん良くなっていったとか。
第二部は脚本陣。打って変わって女性が半数以上を占めることに。実際のところ、元々の出演予定もあったこの綾奈ゆにここそ、今アイカツで最も心酔している脚本家さんであり一番話を聴きたかった人なので期待も高まる。それに脚本家としてはスター的存在であるあのLeafの高橋龍也も居るし。これって凄いことだよね。
この座のメインはやはりゆにこ女史。とにかく愛情深くキャラクターを掘り下げる人らしく、他の女性脚本陣からも大いに持ち上げられていた。百合が大好物らしく、発言では作品に百合成分を含ませているか作品として外しているかで、監督ともども大いに揺れていたりw。高橋氏は監督と女性陣が大いに百合談義で盛り上がっていた中で結構大人し目だった。ちょっと残念。
脚本作業としては、原作がまだ進んでいない内に始まったので、もっと別の方向性(もっとアイドル的な活動がメインとか)になる可能性もあったらしい。日常メインの話にするため書き直しもあったみたい。最終的にはアイドルとしての盛り上がりあり、途中かなり微調整が必要だったようだ。ゆにこ女史は自分の「好き」のためにそういった地道な作業を厭わない人なんじゃないかな、とか思ったり。常々、この人の脚本は一話に込められた練り込みが凄くて「ご飯三杯はいける」と思っているw。
第三部はDAMの人が入ってカラオケ大会に。参加者全員が真剣に流川市歌を歌い、流川ガールズの歌もとか、実に良い雰囲気。もうこうなると完全に打ち上げ。大いに盛り上がる。
結局、ほとんど使われなかったイベントシナリオや、観客からの質問等が多く残されたわけなのだけれども、多くのスタッフがはせ参じてかなり自由な発言が多く、外には洩らせない話とかも飛び交いw、スタッフ側の雰囲気の良さが良く伝わってくる楽しいイベントだった。
観客への抽選プレゼントも多く用意され、原作者からも書下ろしのイラストが全員に配られたり。本当にろこどるファンとして実に嬉しいイベントだった。
後は、これで終わりにせず、次の展開を是非して欲しいところ。それについても、明確な言葉は無かったが、かなり前向きな様子が覗えた。期待して待ちたいものだ。

TVアニメ 普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。 公式ファンブック

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