「艦隊これくしょん -艦これ-」Blu-ray/DVD発売決定記念イベント サイエンスホール

艦これについてはアニメに色々ケチつけてしまっているが、コンテンツとしては好きな作品。このイベントも試写会で一話を観る前にBD予約して抽選券手に入れていたw。
因みに、当選ハガキが届いた事はもちろん嬉しかったのだけれども、それに加えて、その席が神がかっていて驚いた。サイエンスホールは席番が「いろは」なので、艦むすに因んだ番号、例えばイクちゃんとか来ないかなとか思っていたら、流石に最前(い列はもちろん最前)は来なかったけれども、因んだ番号が本当に来た。をの9番=ヲ級とかw。それだけで舞い上がって当日はヲ級ちゃんお座りぬいぐるみを連れて行ってしまったよ。ヌイグルマーなもので。
イベントに参加して一つ納得したことがある。このアニメ化にも良い面があると言う事に。それは、声優さんが気兼ね無く作品について語れるということ。
艦これというコンテンツはやはり元々マニアックかつ若干危険な作品だ。戦争賛美になりかねない。
ゲームはゲームの特性を活かして省略できる部分の説明を全然しないけれども、アニメはそれに一切の追加設定を加えず、単にキャラ萌え部分を抜き出した萌え作品に徹している。アニメ化では折角ドラマを作るのだから、より明確な世界観を構築するチャンスだと思うのだけれども、それを怠っている様に感じる。
しかし、より明確な世界観を提示することは、現実の戦争を想起する描写を増やしかねないという危険もはらんでいるわけで、それよりも単にエンタメに徹する、萌えアニメに「逃げる」方が大多数の受け手もある程度喜ぶだろうし、賢い戦略かもしれない。
そして、そういった安全な作品であれば、こういうイベントにおいて声優さん達も気兼ねなくトークを繰り広げることが出来るというものだ。
という事で基本的にトークイベントと言う事で、生コメンタリーやサイコロトークをしたのだけれども、そのトークが非常に作品に突っ込んだ内容で実に楽しい。
藤田咲はこの手のマニアックコンテンツのメインポジションにいる事が多い。そして、一旦その立場になったらそのコンテンツをしっかり受け止めてくれる事にも定評がある。正に艦これにおいて無くてはならない声優という位置づけだろう。非常に「分かってる」トークを繰り広げてくれる。
野水伊織は基本的に大人し目。この中でも現役でアーティスト活動してる人なのに、裏方に徹したがる気配がある。ただ、実は一番マニアックな側面を見せたりして、皆を驚かせたり。いや、あやねるをそのネタで引かせるとは恐れ入ったよw。
洲崎綾はこの中では一番艦これに「薄い」人。最も常識人だけれども、ノリが良くてトークのキレもあって作品に対する愛情も持ち合わせているので、トークのバランサー的な役割を果たしてくれていた。
そして佐倉綾音。この日のあやねるは結構ノリノリで、どんどん自分の趣味的なトークをしていく。今となっては艦これは一種百合アニメだけれども、彼女の琴線に触れまくっているらしいw。安定のさっきーと相棒のあやっぺが居て安心しているというのもあるのだろう。彼女を中心に実に楽しいトークが繰り広げられていた。
最後の艦むすジャンケンでは持ちキャラをどんどん登場させたりして、その時だけでも聴き応えがあった。耳福なイベントだった。