GA文庫10周年アニバーサリーフェスタ! 神奈川県民ホール

GA文庫によるフェス。最近この手の出版社ベースのフェスも増えてきたね。レコードレーベルとか、声優事務所とか、テレビ局とか、アニメ制作会社とか、もう何がなんだか分からなくなる。いっぱしのアニオタならばその手の情報を全部把握しておくべきなんだろうけれども、そのあたりのことを普段から適当にしているのが「だらオタ」の本性なので、最近のあまりのイベント数の多さに、たまに付いていけなくなるよ。
GAはラノベとしては後発で、まだ使える弾が少ないという印象だし、このイベント開催の発表時にも少し早いんじゃない?とか思ったんだけれども、今は少し違う感覚。というのも、ぶっちゃけ「ダンまち」が大きい。そりゃ、この日の出演者からすると、はっきり言って客を引き付けているのは「ワルブレ」のプチミレと小倉唯辺りだと思うのだけれども、作品的には「ワルブレ」くらい軽く見られている物語も無いだろうw。「GA恥ずかしい」くらいに思われているはず。
けれど「ダンまち」は良い。作品的にしっかりしているし、その上で「例の紐」が良かったw。物語的にしっかりし過ぎて少し重ための内容なので、下手すれば敬遠されてもおかしく無い作品が、あの「紐」によって注目されて良作として認知されることになった。本当にこの業界何が起こるかわからないものだ。この日は直前にリリの泣かせ回があったばかりで、こちらにも気分的に大いに盛り上がって参加したよ。
4作品から声優陣が参加して、各作品1コーナー、そしてOPEDをそのオリジナルキャストによる楽曲も含めて披露するという贅沢な構成。一つのアニメイベントでやっている事を圧縮して4つまとめた感じか。
アニオタ、声優オタとしては嬉しい限りのイベントなのは事実だけれども、イベントとしての時間設定は2時間強程度なのに値段設定が割と高めだったので、あまりお得感の無いイベントだったのは事実。この値段設定だったら、わっしーMCのトークコーナーなんかは全廃して全てキャラソンのライブ形式じゃないと割が合わない。社名を付けた記念イベントなら資金回収とか考えて欲しく無いところだけれども、GAの懐事情ではそんな太っ腹なことは求めちゃダメなのかなw。
やはり、作品の質が高くて全体の評価が高まることが、作り手、受け手両者にとって幸福なことなんだよなあ。今後に期待したいところだ。

  • 豪華4作品のキャスト&アーティストが集結! 新情報も多数公開された「GA文庫10周年アニバーサリーフェスタ!」昼の部イベントレポート

http://netallica.yahoo.co.jp/news/20150620-00000017-animetv