アニサマの開催について、言いたいことをとにかく沢山言ってみる

アニサマは来年2016年も開かれるらしい。今年全通した熱も醒めて無いし、折角なのでその開催について、今言いたいことをとにかく沢山挙げてみた。チラ裏w。

  • 巨大コンテンツは是が非でも取り込むべし。

アニサマは日本最大、世界最大級のアニソンフェスだからこそ、アニメシーンで最も話題となった作品は是が非でも取り込んでいく必要があるだろう。
例えば「進撃の巨人」。これについては紅白に先を越されてしまい、未だ本格的には実現していない。Linked Horizonは是が非でも招いて欲しい。
また、巨大コンテンツという点では、来年2016年は「サクラ大戦」の20周年でもある。サクラ大戦もアニソンシーン、アニメ系イベントの歴史では外せない存在だ。20周年に向けて作り手側にも動きがあるみたいだし、是非コラボを実現させて欲しいものだ。
逆に言うと、今年はエヴァンゲリオン20周年であり、エヴァンゲリオン作品世界の年でもあった。例え作り手側の動きが鈍くても、こういったフェスの企画として何も出来なかったのは残念に思う。(まあキンスパですらあまり考えてなかったようだから無理もないが)

今年の話題はなんといってもラブライブアイマスのコラボだろう。ラブライブにしろアイマスにしろ、活発なライブ活動によって人気を得ている作品。つまりアニサマのお客様として最も親和性の高いファンが付いているということ。こういった作品はやはり大切にすべきだと思う。
ラブライブはコンテンツ的に最終地点まで行っており今後の展開は若干不透明だが、それでも勢いは強く、アイマスについてはまだ当面終わりそうもない構成を保っている。これらを一過性のものとせず、観客を誘導する旗印として優遇していって欲しいと思う。
もしかしたら、来年には「ナナシス」がこの両者と肩を並べている可能性があるかもしれない。

  • 新たなるスターアーティストは優遇すべし。

JAMや栗林みな実が居なくなったからと言って、アニソンアーティストのスターが居なくなった訳では無い。新たに人気を獲得しているアーティストは沢山いる。まだ出て来たばかりで新人枠扱いになっていたり若干扱いが粗雑に成ってたりするケースもあるが、実際にはそのスターアーティストこそを求めているアニソンファンは多い。
例えば、今年の出演者で言えば、fhanaやGARNiDELiAChouCho鈴木このみなど。活躍し始めたのは最近かもしれないけれども、そのタイアップの数や楽曲の印象度はかなり大きい。一年に一度のアニサマであるからこそ、もっとスピード感をもってこれらの活躍に見合った場を提供して欲しい。
更にスピード感と言う点で言うならば、出来るだけより今の曲を持ってきて欲しい。例えば、今年はTRUSTRICKとO×Tが出ていたけれども、その二組ともが「俺物語」「オーバーロード」というより最近の印象深い曲を歌って無い。恐らくは相当前にセットリストが決まってしまったりするのかもしれないけれども、その間により活躍したアーティストの曲数の増加などの融通はして欲しいと思う。

  • 往年のアニソンアーティストの活躍は万難を排して遇すべし。

今年どうしても気になったのが、奥井雅美SHIROBAKO主題歌を歌って居ないこと。SHIROBAKOは今年最も話題になったアニメの一つと言って良く、その主題歌は誰もが聞きたいはず。その上で奥井はこのアニサマの立役者的存在であり、出ない理由そのものが見出せない。
SHIROBAKOに限らず、時に往年のアーティストがタイアップで活躍する機会は常にあるだろう。そういった時には取りこぼしなく招きいれる体制が欲しいところだ。

  • 心のアニメ、心のアニソンの保存、発掘は忘れずに。

新しい作品についていくだけでは無くて、少し前のアニソンにも気を配って欲しい。「アニソンは懐メロでは無い」というのが俺の持論だけれども、それは、後に残るアニメ、アニソンは古くならずに何時でも新鮮に楽しめるものだから、という意味でもある。
今年はコラボで「ネギま」とか「ロウきゅーぶ」とか「みなみけ」とか「るろ剣」とか心に残る歌が取り上げられていた。これらカラオケでも人気のアニソンはアニオタにとって最も心に響くもの。それが人気声優、アーティストによって歌われるのは、アニソンフェスでも最大の御褒美と言える。コラボは多くなるほど調整が難しいと思うが、今後も是非積極的にやって欲しいものだ。

今年特に目立ったのが作品由来の声優ユニットの活躍だろう。これらのユニットは各アニメ作品において、ある意味「売りの目玉」と言える存在として設定されている。特にイベントなどに参加するファンにこそそのアピール度は強い。正にアニサマというイベント向けの存在であり活躍の場は出来るだけ確保して欲しいものだ。
アイドルアニメ作品を除けば、今注目すべき筆頭は「ごちうさ」や「ゆるゆり」だろうか。それに「きんモザ」や「ハナヤマタ」なども続く。「てさぷるん」はイロモノ系だったが、それでもその中の人達は錚々たるメンバーなのでアピール度は高い。女子向けアニメでもこの手のユニットは目白押しだ。これらの活躍の場は出来るだけ確保して欲しい。

最近のアニサマの約束事として「アーティストはアニソンだけ、アイドル声優はオリジナルソングも可」というものがあるだろう。アイドル声優はキャラの声を司り、人気が有ればあるほどその存在だけでアニメと繋がっているスターである。最近では誰もが歌唱力でも水準以上のクオリティを携えており、例えオリソンしか持って居なくても積極的に迎え入れたい存在だ。最近ではアイドル声優のデビューラッシュが続き、迎えるべき存在は沢山居ると思うのだけれども、出来るだけ継続して迎え入れて、次代のスター声優が育つ場にしていって欲しいものだ。

心のアニメ、心のアニソンがあるとすれば、心のアイドル声優ソングというものもある。その多くが活動を休止しているかもしれないが、中には今だからこそ光を当てたい存在というのもあるだろう。アーティスト声優のトップランナー椎名へきる、伝説的な癒しボイス丹下桜、歌唱に身を捧げた存在岩男潤子、UO文化発祥の地新谷良子など。是非その本人がSSAで活躍する姿を見てみたいものだ。

今年残念だったのが、初音ミク、ミスモノクロームと続いたバーチャルアイドルの出演が無かったこと。これからのアニソンライブシーンにおいて、バーチャルな存在は決して無視出来ないと思っている。EGOISTなども居るし、ある意味ClariSも一種のバーチャルアイドルと言えるだろう。アイカツでもバーチャルライブを開催した。
3D技術はより向上するだろうし、アニメは元々非現実の存在=バーチャルを愛でる文化。それが交差する未来において、バーチャルアイドルのライブこそがメインストリームになる可能性もあるかもしれない。アニサマには、そのような可能性を検証する革新的な場でもあって欲しい。