小林ゆうのゆうゆう祭りin 東大 東大本郷キャンパス

東大主催による小林ゆうトークライブ。司会は東大生、そして小林ゆう単独のトークと言う事で、少しばかり危惧したが(以前の能登麻美子の時の例があるので)結構話しが転がっていてなかなか楽しめた。最近のイベントの小林ゆうは突っ込まれ役が定着しすぎて、いつもあわあわしている感じだったが、ここでは「あがっている」と言いながらも、しっかりと落着いた対応をしていた。なにより彼女には「絵」があり、最高の潤滑油になっていた。
構成は、そんな画伯に今までの出演作品にちなんだ「絵」を描いてもらいその作品を振り返るコーナーと、一問一答コーナー。
どちらも積極的に答えてくれている感じで、実に好感度が高い。
特に印象に残ったのは、「あなたにとって声優とは?」という質問に対する答え。「自分の全て」と答えていたが、それが本当なんだろうなあと思わせる。他の質問においても彼女の気持ちの全てが声優という仕事に向かっている事がひしひしと感じられる。彼女の愚直ともいえる一途さには、本当に胸を打たれる思いだった。
彼女のトークは常に真摯なものだが、今回の1時間半という時間の中で小林ゆうの本質をさらに深く見れたような感じで、なかなか有意義なイベントだった。

カレイドスターヴォーカルアルバム発売記念ステージ 「Applause again」 ディファ有明

出演者は広橋涼大原さやか西村ちなみ水橋かおり中原麻衣西村ちなみ渡辺明乃
実はカレイドスターのイベントは今までなかなか機会が合わず、ほとんどこれが初参加。これを逃したら次が無いかもしれないという想いから、絶対に参加したいと思っていた。そして、それは間違いではなかったようだ。
このステージが幸福なのは、なにより基となるアニメ作品が良作であり、それを「カレイド馬鹿」(「カレイドスター」が好きで好きでしょうがない者の意)という言葉が示すとおり、スタッフや出演者が誇りに思っていることだと思う。作品を語る時、誰もが幸せそうな顔をするのは実に良い。
また、実際の出演者も実力派ばかり。今回のステージはヴォーカルアルバム発売記念ステージの名のとおり、アルバムのキャラソンを全員が歌ったのだが、誰もが素晴らしいステージを作っていた。特に大原さやかの時にはサプライズもあり心のこもった感動的な歌になっていた。
歌もトークも声援も全てが暖かく、幸せなステージだった。
今回のステージはカレイドスターの卒業式、とのコメントもあり、池Pの涙もあり、最後にはしんみりした空気も流れたが、何がなんでも次に繋げたいという意気込みもあるようだった。これで終わってしまうのはあまりにも勿体無いと思うので、是非何か形にしてもらいたいものだ。