後付(?)設定がスリル満点w シンフォギア

また、謎が解明した。前回疑問に思った「正体は秘密」について。つまりは、外国との技術競争というか軍事的競争の関係があるので正体を秘密にする、という事で説明がつきそうだ。
・・・それにしても、後から後から新たな設定が出てくるなあ。わざと謎を提示してその謎の解明をするというのもシナリオのテクニックだけれども、この場合は、まず設定に不整合があるから「後付け」で設定を追加し続けているような気がしなくも無い。
だって、最初はノイズは自然災害的なものかと思わせておいて、実際には人為的なものらしいということになった。けれども、その自然災害的なその被害の実態は、それを実施している者が人の意思を持っているとして「何のメリットが有るの?」と思わずにはいられない。ただ発生して人を炭化させる事に何か意味があるのかという。それが軍事的な力を手に入れようとしての行動だとしても。
どうにもチグハグなんだよなあ。
また、今回の「恒例」大爆笑シーンは、司令官の東方不敗化だったけれども、彼がこれだけ強いんだったら、ノイズには対抗できないの?とか、もう一つのお笑いシーンとしてオレンジ娘の暴走があったけれども、彼女の普段の人格とは全然繋がらないのに、この設定何か意味があるの?とか、もう、笑いを取るために一生懸命なのは判る(誤解?)けれども、その無茶振り設定の尻拭いが後から出来るのかどうか、見ているこっちがハラハラしてしまうw。
今までの展開からすると、きっと設定があるのかもしれないけれども、なんだかごてごてと設定が後付されていって、知らない内にとんでもないところまで連れて行かれそうな気がする。何はともあれ、ついに高垣演じる敵?らしき存在も出てきて、両者のぶつかり合いになりそうな気配。そうなると、うざオレンジは暴走キャラらしいので仲裁とか出来なさそうだから、やはり要らない娘になりかねないが、どうなるのだろう。あ、だから死ぬのか。
ほんと、そのバランスの悪さと先の見えさぶりは一級品で、毎週欠かさず見ざるを得ない。

モーレツ宇宙海賊 3話

まあ、ファンタジーなんだろうけどさ。 
宇宙に対する憧れを表現する為に、宇宙に出る事の楽しさを描写したいのは判る。けれども、どうにも宇宙を安易に描きすぎているのが気になって仕方が無い。
前回からも、金属むき出しの無重力空間をヘルメット一つ着けずに遊泳するシーンとか気になっていたけれども、あんな無造作に宇宙遊泳する描写を見ると愕然とする。宇宙に始めて出る人もいるとか言っていたけれども、まさか宇宙遊泳する中にもいたのかとか、宇宙空間の心理耐性は大丈夫だったのかとか、どうやって姿勢制御しているのかとか、事前に行動計画も作らずに出たのかとか、そもそも自動制御のセイルが故障も理由も無くからまるのかとか、そのあまりの安易さに、流石に頭痛がしてきた。
このあたり、もう少しリアルに描いてくれると思ってたんだけれどもなあ。
この調子だと、宇宙を描くというよりも、単に女の子の心理を描く事に重きを置いた、ぬるま湯系の展開に終始しかねない。つまり、宇宙を舞台にしていて海賊とか言っているけれども、実際には普通の女の子の人生相談的な要素しか描かれないみたいな。
考えてみると、ステルヴィアとかも結局そんなぬるさがあったし、案外サトタツ監督ってこのあたりの突っ込んだ設定とかを描ききるのは苦手なのかなあ。宇宙を描く、異世界を描くということは、そういった細かい設定へのこだわりによって面白さが出てくるのだけれども。