[イベント]G.G.F.卒業コンサート 新宿FACE

ついに終わってしまった。このG.G.F.の卒業は色々な意味で感慨深い。これはつまりブロッコリーという企業の萌えバブルの終焉を意味するのだろう。
デジコで思わぬ萌えバブルを手に入れたブロッコリーが、その勢いに乗って手がけたのがこのG.G.F.D.U.P.にしろG.G.F.にしろ、元々明確なコンテンツが無い、いわばブロッコリーお抱えグループという要素が強い。そしてそのブロッコリーは、彼女達の活躍によって、東京キャラショウの目玉であったり、最大級のオタクステージB.T.L.の主催であったりと、常に業界の一番目立つ位置にいたものだった。しかし、その後D.U.P.が解散し、G.G.F.もメンバーを少しづつ減らし続け、ついには今回の卒業となった。先日のサタデーナイトメインイベントでも榎本温子が卒業した。つまり、ブロッコリーがコンテンツを通じずにつながる声優というものが存在しなくなったわけだ。既存の方法論を覆し、とても楽しく、わくわくさせるものを提供し続けてくれたものが終焉を迎えるのには、寂しさを感じずにはいられない。
G.G.F.単体については、実際には当初はそれほど魅力を感じるものではなかったが、各声優が様々な活躍をし始め、より特色がついていくごとにその魅力が高まっていた。特に、現メンバーの5人は既に様々な場面で活躍しているものばかりで、実に良く各メンバーの特色が出ていたと思う。しかし、各メンバーの活躍があればあるほど、明確なコンテンツの無いG.G.F.が存続する必要性はなくなる。今まで続いていたのが幸運ともいえるかもしれない。この、最も魅力のある時に終わってしまうのは残念ではあるが、今後の各人の活躍を期待して卒業を見守りたい。また、いつか彼女達が再結集して、楽しませてくれる事を願いたい。