ネギま!は考察を求める

ネギま!の事で、今とても気になっている事がある。それは、アシスタントまぎぃ氏の始めたブログ「本と映画と、時々仕事」に書かれた記事。
http://blog.livedoor.jp/magimagi7/archives/51407922.html
ここではなんと、ペトロニウスさんのブログ「物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために」に書かれた記事が名指しされ、その記事に感謝している。すごい。
ネギま160時間目「世界が平和でありますように」 革命家は思想に殉じるべき」
http://ameblo.jp/petronius/entry-10022483996.html
この記事の内容については、非常に興味深いものの、私の甘々な感性では付いて行けないので言及しないが、何はともあれネギま!製作者サイドから解説・感想サイトにコメントが入るのはかなり驚きだ。
この文の中で、まぎぃ氏は、作品における「描かない事」について語っている。
作品がリアルに偏るとエンターティメントが崩壊するので、それを避ける為に、ショウビズは「描かない事」を求める、というもの。
この事自体はネギま!においても当然ある課題なので驚きは無いが、問題は、この話題が考察ブログの記事の紹介と併せてなされていること。
これではまるで
「どんどん考察してくれ。俺達には描けない事もあるけど、その裏に考察できる余地は残しておくから。」
と明言しているようなもの。(赤松健先生自身も同じような事は言っていた様に思うが、これほど具体的な意味合いでの発言はなかったと思う。)
作品によっては、「描かない事」と「無い事」を混同したり、エンターティメントに迎合して、作品に奥行きの無い単なる「子供向け」になってしまうものもあるが、ネギま!の製作者サイドはそのあたりを充分注意して、物語の裏に広がる世界観を守ろうとしているのが、この記事からも感じられる。
そして、そこに考察を加える者も多いに歓迎している様だ。
こちらとしては、ネギま!という大きなおもちゃ箱が今後も壊されずに維持されていく事を保証してくれている記事の様に思える。実にありがたい事だ。
これからも、ネギま!については色々と楽しませてもらおう。
※1/9修正。他サイト様紹介内容について、解釈に誤りがあった事をお詫びします。