らぶドル First Live 横浜BLITZ

らぶドル」といえば、前期のアニメの中でもかなり「逝っちゃってる」作品であり、それゆえ無視しきれないアニメという印象。ぶっちゃけて言えば、結局アニメは見きれてなく、楽曲の記憶もかなり心もとない。参加したのはなによりも参加声優の豪華さによるものであり、「らぶドル」自体への思い入れはそれほど高くなかったというのが実情だ。
だから、改めてライブを見てみると、「もったいない」の一言。これ、凄く良いライブだ。
なにより各声優のキャラクターが際立っている。それぞれが独自の魅力を持ち、誰一人として外れがない。持ち味の方向性もバラバラであり、それがチームとして機能した時、実に良いバランスになっている。
そして、楽曲も典型的なアイドルソングとか、それ以上の萌え系ネタソングとか、とにかく魅力的なものぞろい。
それが、力の入ったふりふりのアイドル衣装を着込んだ、魅力的な個性を持つ声優により、生バンドの迫力で、思う存分披露されるのだ。凄い、としか言い様がない。
この「らぶドル」というコンテンツは、多分、まず「雑誌連載ありき」、そして「アニメ作品ありき」なのだろう。だからアニメDVDが売れなかったりすれば、このようなライブはこれが最初で最後となってしまうような気がする。(一応、今度の東京アニメフェアでもお披露目があるらしいが)
しかし、これは「らぶドル3期生の声優イベントありき」としてみれば、もの凄く魅力的なコンテンツだ。このチームが今後も継続して活動を展開するとすれば、話題にならないはずがない。そうすれば、今以上に関連グッズも売れるだろうし、何か新しい展開も期待できそうな気がする。
京アニメフェアのステージが話題になったりして、今後の展開が続いてくれる事を期待したい。