魔法先生ネギま! 168時間目 もーいくつ寝ると、夏休み

一学期編最後のパンチラは明日菜。(←挨拶w)
今回で一学期編が終了。赤松健連載マンガ最長作品である「ネギま!」も、ここでやっと一区切りが付いたという事らしい。次からは「夏休み編」らしいし、「ネギま!」は一体どれだけ長く続いてくれるのだろう。順当に考えたら少なくとも今までの2倍以上は続くという事になりそう。有り難い話だ。
さて、前回の「引き」は、やはりしっかりと「落ち」がついていた。のどか、夕映、パルに立ち聞きされてネギの真意もすぐに明らかになる。
それにしても、このあたりの恋の遣り取りは本当に面白い。明日菜は、謎の神父様(w)に指摘されたように、内心では既にネギにかなり惹かれている。けれども彼女自身はそれを認めようとせず、パルの指摘も否定する。のどかは唯一ネギへの好意を公認された存在であり、そこをパルにからかわれる。そして夕映は、ネギへの好意をパルとのどかに知られてはいるが、ネギや明日菜には知られていない、という微妙な立場。のどかをダシにして併せてパルに玩ばれる。この場に少しでも察しの良い人間がいればその恋心は一発でばれそう。パルに「あんた達」とか言われている時点でバレバレだ。(だから立ち聞きしたのはこの3人なのだとも言える。)とは言え、そんなパルも少しばかり怪しくなってきている。ネギの凛々しい表情に見惚れるあたり、新たな感情が芽生え始めているかもしれない。
対して、ネギ自身はさらに鈍感になっているようだ。父親探しという問題が膨らんで、まわりの女子の想いとは裏腹にさらに恋愛などへの視野が狭くなっている。そんなネギを自分たちに目を向かせようとするクラスメイト達との駆け引きは、有る意味「ネギま!最大の戦い」なのかもしれない。
それにしても、ネギの決心に影響を与えたセリフ。これは千雨のもの(121時間目)だ。自分が先生として担任するクラスメイトの事を臆面もなく「尊敬する人」といえるネギの素直さが実に良く出ている。ネギはクラスメイトの全員を例外なく「人生の先輩」として「立てて」いるのだろう。「ネギま!」という物語が、「ネギという少年が31人のクラスメイトの影響を受けて育っていく物語」で有る事を明確に表した、第一部終了の区切りの回として、実に良いエピソードと言えるだろう。
各キャラについても少し。
明日菜は、魔法と気を併せた感卦法を使いながら、同時に魔法無効化能力も使えるらしい。一体どういう仕組みになるのやら。解説がほしい所。そしてネギでも結構手間取っていた瞬動を無意識的にやってしまったり。やはり身体を動かす事にかけては、明日菜はネギよりも数段上手のようだ。彼女の正体は本当に気になるところ。
パルはもうアーティファクトを自在に使いこなしている。彼女の機転と画力さえあれば、下手な魔法使いなど手も足もでないだろう。
期末試験で学年2位をとった3−A。その結果を一番真剣に見遣るのは、実はハカセだったり。超亡き後(生きていけど)、元クラス2位として、友人として、かなり意識していたのかもしれないと思うと、少し感動をおぼえる。
そして、すっかりクラスのコメディリリーフとして定着してしまった美空。強く生きて下さい。
さて、次回はなんと、たった一回のお休みで「夏休み編」が開始するらしい。嬉しいことだ。
夏休みのイギリス行きへの同行者は既に約6人(明日菜、のどか、夕映、パル、刹那、木乃香)確定だろう。また、それに先立ち「クラスメイト達との遊びに付き合う」という名目で様々なイベントがあるようだ。その中でどれだけ同行者が増えるのか気になるところだ。(多分ほぼ全員w)
いま分かっている夏休みイベントだけでも、「大図書館探検大会」「海」「漫画の祭典」wそして「イギリス旅行にして魔法世界探検」。それらがどのように描かれるのか、今から実に楽しみだ。