涼宮ハルヒの激奏 大宮ソニックシティ大ホール

このイベント、当初の情報から4時間もの時間が取ってあり、凄い力の入れ様を感じる。ゲストの面々も凄いし。値段も手ごろだし、チケットが瞬殺したのも当然だ。一体どうして、もっと大きなハコでやらなかったのだろう。アキバ石丸騒動で何も学ばなかったのだろうか。なんだか非常に勿体無い。
時間の長さはトークパートとライブパートがあり、間に30分の休息があったから。そういった意味では、「激奏」と言っても純粋なライブ(音楽)イベントでは無く、正統なアニメイベントと言えるかもしれない。
トークパートでは、キャストの他に監督と作画監督も登場し、各キャラの名場面を振りかえる。各場面の裏話やアフレコ時の様子などを話してくれる。アニメ好きとしては、もうこれだけで満足してしまいそうになったり。そして、トークパート後半は各キャストによる寸劇に。非常にアドリブ度の高い寸劇で、男性声優陣が大活躍していた。男性声優陣と言えば、彼らはもう最初の案内トークの時からノリノリでやりたい放題。他のアニメのコスプレで登場したり、ありとあらゆる「リスペクト」ギャグを入れてみたり、大いに笑わせてくれた。けど、この部分ってDVD化は無理なんじゃないだろうか。(w)
そして、お待ちかねのライブパートでは、たっぷりと「ミリオンセラー」ソング達を聞かせてくれた。それも気合の入った振り付け付きで。ゴトゥーザ様の「みくる伝説」では音痴っぷりに磨きがかっているし、茅原実里の歌ではバックに管弦楽を背負って、いつもどおり透明感溢れる歌声を披露してくれるし、そして、平野綾は誰よりも多く歌を歌い、激しいダンスもこなし、そして「あの伝説の」学園祭での歌2曲については、生バンドを背負って、自身もエレキをかき鳴らし、セリフまでも再現するという徹底ぶりだった。これほどまでにアニメをリスペクトしてくれるとは思ってもいなかったので、実に嬉しかった。他にも、鶴屋さん朝倉涼子古泉一樹キョンが持ち歌を披露し、それぞれが独自の魅力を見せつけていた。
そして、満を持してSOS団3人娘が登場。完璧な振り付けの元、会場は大興奮状態になった。アンコールには5人バージョン、つまり完全バージョンも披露していた。いやはや、もうお腹一杯。
繰り返して言うが、やっぱりこれはこのままで終わってしまうのは勿体無い。是非次の機会を作って欲しいところ。
ただ、アニメの次回作などの発表は無し。実際の所、少し前にクラナド京アニ制作が発表になったので、暫くは予定は無いだろうと踏んでいたのだが、やっぱりなにか次の展開が欲しい。そして、是非次は武道館などで(いっそアリーナとかでもOKかも)大々的にやってもらいたいものだ。