アルケ祭2007 STUDIO COAST

そんなこんなでこの日二つ目のイベント会場に向かったわけだが、入場無料のチケなしイベントの為もしかして入れないのでは、と少し気を揉んでいたのだが・・・。どうやら、今日は他にも沢山のイベントがあった為か、かなり空いていた。確かに無料なので内容的には若干薄いイベントだしね。とはいえ、薄い分たっぷり時間を取っていて、それもそれなりに楽しめる内容ではあった。
ただ、このイベント、人が呼べなかったのにはもう一つ大きな理由があるだろう。それはアルケミスト関連のコンテンツが弱い、と言う事。この春からの新作アニメでは、最低ランクまっしぐらの「この空」だけである事からも、かなり先行き不安な感じがする。その他のコンテンツも、みんな似たり寄ったりの、あたり障りのないラブコメゲームばっかりで、どうにも食指が動きそうにない。
「誰でも作れそうなラブコメゲームを企業の力を使って作り、その周辺商品などで゛錬金"する」という時代は既に終わっているように思う。このような状態では「アルケ祭2008」開催はかなり難しそうな感じだ。
それでも見所は沢山あった。まず「この空」コーナーではこおろぎさとみ折笠愛の顔を見る事が出来、ちょっと感動。折笠愛がその艶っぽい声でしっかり司会者を虐めてくれるあたりもお約束だ。
びんちょうたんゲームの紹介では、野中藍のビデオレターが上映。これがかなり長く濃い内容で、面白かった。ビデオの向こう側から観客に羞恥プレイをさせるなんて、なんて黒いんだ。さすが野中藍w。
そして、バルドの新作(名前覚えてない)では、名塚佳織桃井はるこ酒井香奈子などが一同に会す。普通、これだけ集まっていればもっと観客呼べるよね。本当に色々とめぐり合わせが悪かったんだろう。
ライブでは、ひぐらしの曲を中心に、かなりの曲を披露。モモーイもアンコールで登場して2曲歌うなど大いに盛りあがっていた。
無料イベントであり、実際の内容もかなりボリュームがあるという、実に太っ腹なこのイベントは、とっても貴重だ。アルケミストが今後「ひぐらし」以外に何かヒット作を作ってくれる事を願っている。