サクラ大戦 武道館ライブ〜帝都・巴里・紐育〜 日本武道館

なんだかとっても豪華なイベントだった。もう唖然とするほど。見ていて、どうにも震えが出てきてしまう。それは、なんだか非常に「勿体無い」という気持ちから。
サクラ大戦については、プラットホームの違いから、結局フォローしきれなかったゲームであり、そのステージにしてもほとんど参加出来ずにいた。唯一見ているのは「星組」くらい。だから世界観の表層はなぞった事はあっても、ドラマそのものはあまり知らないし、ステージのお約束なども分からない。ただ、もしそれらを知っていれば、このステージは「気がおかしくなってしまうくらい豪華極まりない夢のステージ」なのだろうという事は見ていて非常に良く分かるので、なんとも勿体無く、悔しい気持ちが湧き上がってくるほどだった。
「勿体無い」という気持ちのもう一つは、この夢のステージが、もしもう少し「サクラ大戦」全盛時代近くにやっていたら、もっと盛りあがっただろうに、と思える事。これほどのステージなのに、例え武道館とは言え、満席でない事自体勿体無い。さらには、観客もどこかまったりとしていて、これも凄く「勿体無い」感じだった。このまったり感は、もしかしたら常連客の年齢層そのものがあがっている為なのかもしれない。
まあ、そんな事はおいておいても、実に良いショーだったのは事実。なにより、この様にキャストを並べて見ると、初代メインヒロインである横山智佐の魅力が光りまくる。彼女がいたからこそ、このサクラ大戦はショー展開なども含めて進んで来れたのだなあ、と改めて感じるほどだった。
「永遠に不滅です」という言葉を信じて、次回がある事を期待しよう。その時までに少しでも予習をしておかないといけないなあ。