魔法先生ネギま! 177時間目 DEAD or ALIVE

やはり、今週の注目は、アンケート結果を受けて一体どんな結論が出たか、と言う事。
展開からすると、ゆーな達非魔法バレメンバーがエヴァにけしかけられ、チーム「白き翼」(今週命名)のメンバーに勝負を挑んだが、結局「白き翼」の特訓成果が大きく、全く太刀打ち出来ない、という結果に。
で、これが今後にどの様な展開を見せるのかというと…、未だ予想がつかない。
もし、誰かがバッジを奪っていれば、そこから一気に魔法バレが加速する展開になっていたかもしれない。それは、ネギを中心とした「ストーリー重視」の流れが強化されるという事。そうしてメインストーリーの中に非バレのクラスメイト達が入ってくるのは、単純にかんがえれぱ彼女達が置いてきぼりにならずに済む、というメリットがあるのかもしれないが、逆に、彼女達の「日常の描写」がこれ以上描けなくなるかもしれない、と言うデメリットにもなる。実際には、こっちの方が最終回直行フラグになりかねない。
一方、今回一時的に戦いは収束したが、これによってイギリス行きのメンバーに決着が着いたわけではない。エヴァの出した条件は継続中のはずだし、イギリス行きの予定日はまだまだ先だ。なにより、今回の戦いで非バレのクラスメイト達が「自分達が大きく出遅れている」という事実を知ってしまった。これによって彼女達は一体どのような行動に出るだろうか。これは今後の焦点になるだろう。もし、このまま納得して「白き翼」メンバーのイギリス行きを見送るのであれば、彼女達非バレ組の「出遅れ」はさらに増大し、クラスメイトとしての関係は大きく変わって(歪んで?)くるだろう。実際に「ネギま!」がそのような展開になるとは思えない。今後の展開には注目したい所だ。
その他、面白かった点など。
夏祭りは龍宮神社で行われているもののようだ。境内の向こう側に武道大会の舞台が見える。最後に着いた場所もそこだろうか。
ところで、最初のページのネギとコタローの二人。ネギ君がコタロー君の手を包み込むように握っていると見る(妄想する)事も出来るw。次ページの木乃香のセリフと合わせて妄想すると、結構良いヤオイネタになるかもw。
エヴァの作ったバッジは「特製の」と茶々丸が言っている辺りから、もしかしたらなにかしらの特殊機能があったり。魔法がかけてあって、互いの位置を把握できるとか、通信機能があるとか。一寸期待しとこう。
やはりチーム名は「白き翼」と言う事で決定になるのだろう。そして、その名を聞いて連想するのは、やはり明日菜達も「刹那」のようだ。エヴァとしても、言葉攻めの道具に使ったが実際に悪意は無いというメッセージでもあるのかもしれない。刹那がファンタジーを代表するこのチームの象徴的存在になるのは、なにか意味があるようにも思える。
3-Aバトルロイヤル、やはり運動部4人はゲームとして楽しんでる。ただゲームの景品がかなり大きい(イギリス旅行)ので、そのあたりとのバランスを取るのに必死のようだ。だまし討ちやら何やらをして、下手を打っている内に怪しまれ、結局体力勝負に出る羽目に。
ゆーなの持つ魔法具は、威嚇や目くらましとしての利用が出来る、と踏んでの使用だった様だ。本人は気付いていないが、やはりこれを未だに使用できるのは、ゆーな自身の持つ魔力の賜物と考えても良いのだろう。
そして、夕映の大活躍が(^^)。小さな技でも上手く積み重ねていけば大きな効果を発揮するという、正に手本のような魔法行使。この技の全ては、多分ネギからの魔力供給は受けていないだろう。つまり、夕映は例え今後ネギと別れたとしても、既に魔法使いの力を手に入れている、という事だ。すごいぞ夕映、もう立派な魔法使いだ。
最初は用途に合わせて「光よ」の魔法だったが、その後は、「風陣結界」、「風よ」と風系の魔法を連発。もしかしたら彼女の得意な魔法体系は風系になるのかもしれない。これもまた、ネギの事を追いかけているが故だろう。
のどかの方は、やはり実践はまだのようだが、替わりにいどの絵日記の使用方法をバリエーション化。同時に4人の思考を簡易追尾する事が出来るようだ。これをさらに発展させれば、相手の名簿があるだけでどんな軍隊の最新情報でも丸裸にする事が可能だろう。恐ろしい能力と言える。
第2対戦、楓vs双子、第3対戦、くー老師&パル対チア(の雇った武道部員…って、どうやって雇ったの?やはり柿崎の色仕掛けw?)も、あっけなく決着。パルはインフェルノ・アニキを人間に偽装させ普通に用心棒としているようだ。
非バレチーム最後の砦は、やはりいいんちょ。結局明日菜にこてんぱんにされるのだが、本気を出したいいんちょのすごさを改めて感じる事も出来る。明日菜の体力は元々人間離れした所があった。もしかしたら、いいんちょの使う合気術も明日菜に付き合う為、日々研鑽していた結果なのだろう。それを思うと、いいんちょの今回の敗北は、彼女にとってとても大きなものの様に思う。いいんちょの行動は、今回の勝負を全て自分の欲(ネギ)の為として描写されているが、その裏の感情などもつい夢想してしまったり。
いいんちょにとって明日菜は、元々「手のかかるクラスメイト」であった。そして、その付き合いで強くもなってきたのに、その明日菜は今、完全に自分を抜き去っている。ただ、その明日菜自身も「手のかかる相手」の為に強くなっているのを確認し、納得してしまう・・・。そこには一種の親離れ子離れエピソードが存在するだろう。329ページに描かれるいいんちょの姿に、実に切ない感情を想像してしまう。
そして、最後に本来有り得ないはずのキャラが日本上陸。このアーニャという「幼馴染」は、ネギに心惹かれているクラスメイト達にとって、ネギの「最終兵器」ともいえる存在だろう。アーニャももう立派な女の子だ。ネギに対する「ラヴ臭」は即座に嗅ぎつけるだろう。クラスメイトと接した時、一体どんな展開が待っているのだろうか。
次週、本当の意味でのバトルロイヤルが始まるのかもしれない。(わくわく)