魔法先生ネギま! 180時間目 勃発!ネギ・ウォーズ

やっぱ良いねえ、増ページ。前回の穴埋めでも少し多いだけで嬉しいものだ。
今回の展開は赤松健おとくいの「無茶展開ラブコメ」。就寝後のネギ争奪で、寝ている彼をまるでボールのように取り合ったり。常識外の強引な展開だ。
いってみれば、この無茶展開は赤松健お家芸的なもので、「AIとま」の頃は毎回の様にこんな展開だった。「ラブひな」も前半は結構多かったように思う。
とは言え、「ネギま!」ではこの無茶展開をほとんど見たことが無いかも。例えば、明日菜と高畑のデートの時の学園祭暴走シーンなんかも一寸した無茶展開だったが、あれも麻帆良生徒の能力の高さという裏設定を基にしているものであり、得意の無茶展開を装った自己パロディとも感じられるものだった。今回はこのネギ・ウォーズで話を引っ張っているあたり、正当な無茶展開と言えるだろう。ネギの身体的頑丈さが保証されているとは言え、ずいぶんな展開だw。アーニャのツンデレと、あまり表立って好き好き言えないクラスメイトの、水面下における戦いを面白く見せるため、少し強引な手法を使わざるを得なかったと言う事だろうか。面白いから良いけど。
気が付いてみると、今回さらにクラスメイトの人数が増えている。まずは千雨で、彼女と連れ立ってきた者として朝倉、ちづ姉、夏美も加わっている。
ここで気になるのが朝倉の付けているさよのマスコット。これは単なるマスコットではないのだろう。シーン毎に表情が変わっている。これはさよの魂を留めておく「依りまし」となるマスコットっぽい。つまり、さよもこの合宿に来ているのかも。また、もしそうならばこれでさよもイギリス行きの方策を見つけたという事になる。エヴァあたりの提供だろうか。
これで後来ていないのはチアと旧超組くらいか。(ザジも。)結局最終日にはほぼ全員が揃いそうな気もする。(エヴァ・茶々はダメだろうが。)
アーニャは結局のどか達図書館組との友誼を継続しているらしい。一緒の部屋に寝ているし。
ただ、その爆裂娘の暴言に明日菜は切れ気味。「やっぱガキは嫌い」というセリフから、前回アーニャにやさしい言葉をかけていたシーンに違和感を感じるべきだったと気付く。以前の明日菜ならば、最初から拒否反応を起こしているはず。ここに明日菜の心の成長があるという事だろう。
ネギのバクティオーハーレム状態はアーニャには伏せられる。このあたりがアーニャかネギの事を見直す、(幻滅する?w)キーになるのかもしれない。
それにしても本屋のスキル「本投げ」はさらに磨きがかかっているw。一瞬にして取り出すあたり、それもアーニャに気付かれていないあたり、これってもしや無詠唱?w 
そして木乃香の邪悪スキルw発動。名付けて「手玉取り」。相手の気持ちを分かった上で、遠慮無くそれでいて遠まわしの発言で追い詰めるあたり、日頃からせっちゃんを追詰めているだけのことはあるw。この手際のよさには、さすがのパルも感服しているようだ。この二人の「心理戦」に関するスキルの方向性の違いは、なかなかに面白い。
そして、就寝時のネギウォーズ勃発の原因も木乃香。いったいどんな意図で煽ったのやら。
この争奪戦、実際の行動に出ているのは実はいつもどおりビブリオンのお二人。この二人のネギへの執着心は回を追うごとに強くなっているようだ。特に今回のまき絵の行動はかなりひどいw。ちなみに、この執着心を最初から表情で表していたのは、ビブリオン、パル、夕映、風香。パルは主に性的にw反応したのか。夕映は行動時には消極的なのに、内面かなりのむっつりっぽい。風香はお子様らしく撃沈してしまっていたようだ。
最後に漁夫の利を得たのは千雨。目覚めて即座にメガネを掛ける所など、筋金入りのメガネっ娘だ。これって伊達じゃ無いのだろうか。温泉でもかけているあたり、かなりのこだわりぶりだろう。どうでもいいが、目覚めの千雨の表情はなかなかよい感じ。今後もネギとの関係を深めていって、最強のツンデレとしてアーニャと対決してもらいたいものだ。