ネギの心 フローチャート

だらだらと長文を書いて自分でも分からなくなりそうなので、ネギの心の内をもう少し整理してみる。

  • 1 原初 村の悲劇

  ↓

  • 2 トラウマ 村人への罪悪感

  ↓

  • 3 衝動 父に会いたい(自分の出生について聞きたい)

  ↓

  ↓

こんなところだろうか。
ネギま!」の物語としては、当初「4 目標 マギステル・マギになる」「5 目的 魔法先生として成功する」しか表に出てこなかった。
実際に、以前のネギは「3 父に会いたい」という衝動によって「4 マギステル・マギになる」という目標を定めているのに、その衝動が何によるものなのかは自分自身でも把握していなかったと思われる。トラウマを直視するのは誰にとっても困難だからだ。
ネギにとって「2」の部分は「強い父への憧れ」だと信じていたのだろう。しかし、そんな生易しい物ではない事はヘルマンによって指摘されている。ただ、それが何かをネギ自身なかなか具体化出来ていない。ヘルマンもそれが「復讐心」だと誤認している。
千雨に「勘違い」と指摘された時のねぎの「3 衝動 父に会いたい」をふっ切ったという思いは、「4 目標 マギステル・マギになる」を先に捉えていて、明らかに心の流れが逆流している。確かに勘違いと言えるだろう。自分の心を把握しきれていない証拠でもある。
それが、最近のイギリス旅行への想い、アーニャの登場などによって、「3 衝動 父に会いたい」の本質が問われることになる。
そして、おそらく181時間目のネギのセリフによって、やっと彼自身が「2 トラウマ 村人への罪悪感」を把握したのではないかと思われる。
こうなると、四葉の「逃げて手に入れた力も自分の力」と言うセリフ(73時間目)の重要性も分かってくる。
そして「今はみんなのことを忘れないでください」という刹那のセリフ(114時間目)も重要だろう。
「5 目的 魔法先生として成功する」によって、今生きているネギは31人のクラスメイトと係わり合いを持っている。実際にはそれこそが一番大切なこと。それは「2 トラウマ 村人への罪悪感」を把握し、それを真の意味で吹っ切った時、改めて理解できることかもしれない。
ネギの過去への旅は、クラスメイトとの関係を再認識するためにも重要と言えるだろう。