Junko Iwao Live 2007 〜時間の船〜 昼・夜 duo music exchange

岩男潤子ライブは今年に入ってからも結構沢山付き合っているが、バンドを付けた普通のライブは実際には久しぶり。ただ考えてみると、今回の編成も、スリーギターという少し特殊な、ほぼアコースティックライブと言っても良いものだった。自身がギターを手にすることによって、どうしてもアコースティックを好むようになるのだろう。渡辺幹男が加わっている事も大きいかもしれない。
だから、ある意味ソロライブと雰囲気は同じ。ただギターの厚みが増すことによって、それが迫力を生む事もあれば、より深い静寂を表現する事もある。正に「生の」ライブといった雰囲気だった。
ただ、少し心配なのが、岩男潤子の喉の状態。決して完全な状態ではなく、それは実際には5月のソロの頃から続いている。表現力でカバーしてはいるものの、岩男潤子の声として一番魅力的な部分が危うくなるのは聞いていて少し辛い。月毎のライブはそれ相応の負担を強いているだろう。今後も予定があるようだが、決して無理はしないで欲しいと思う。