田村ゆかり 2007 Summer * Sweet Milky Way * パシフィコ横浜

田村ゆかりは恐ろしい。何度見ても、何度参加しても、毎回そう思ってしまう。
このライブの満足度の高さは正に異常。それがどんなに広い会場でも同じだという事が、このパシフィコ横浜でも良く分かった。だって、この広い会場の隅のほうまで、「ゆかりんゆかりん」×8と連呼しているのだから、それはもう「異常」と言う外ないだろう。
分析癖のある私などは毎回思ってしまう。彼女の「観客の我を忘れさせる力」は一体何だろうかと。
「極限まで甘ロリな声」は彼女最大の武器なのは確かだろう。「あざと過ぎるほどに女の子らしい楽曲」も、その完成度の高さとともに、凄い力を発している。
しかしなによりも、彼女の性格、キャラクターこそがそれらを全てプラスの方向に持っていっているのが素晴らしい。彼女のライブの魅力の一部であるMCこそが、ある意味一番重要なのかもしれない。「うっさい」「バーカ」「後藤さん」など、使い方を誤ればマイナスイメージにしかならない放言、失言も、彼女から発せられる事により観客を楽しませ、しびれさせる武器になる。これは極度に高度な技術を駆使した、一歩使い方を誤れば毒にもなる「麻薬」と同じなのだろう。
今回のつぼ。
お約束どおり「一階〜」「二階〜」「三階〜」と盛り上げていく姫。当然各階ごとに応えてはしゃぐ観客。
三階のあまりのはしゃぎぶり(FC枠でない必死の参加者が多い?)に呆れて一言。
「少し頭冷やして〜」
「打ち落としますよー、なんかすっごい光で。」(会場ドッと沸くw)
・・・打ち落として欲しかった。w