「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ」完成披露試写会 FS汐留ホール

この夏、せったく沢山あった高橋監督のイベントに参加せずにいたため、監督の顔を見る目的が先行していたり。とうとうと映像の趣旨を語ってくれていた。参加した一回目の試写会には、郷田ほずみの他製作者サイドのそうそうたるお歴々が壇上に揃うというサプライズが。ずっと前から名前は知っていても、顔も人となりも始めて知る人とかもいて、なんだか感動してしまう。
映像の方は、良くも悪くもTVアニメ的。正にオープニングといった感じの1話完結エピソードでテーマもしっかり提示している。冒頭から描写されるATの絶望的な上陸作戦はCGを使って確かに見所満載だが、既に「プライベートライアン」とかで生身で迫力満点に描かれている事への無謀な挑戦とも言え、少しがんばり過ぎな気が。キリコに関しては彼の特殊性が既に強く提示されている。監督はこのOVAを最初に見ても良いと言っていたが、やはり出来ればTVシリーズを見て、「野望のルーツ」を見た上でこの作品を見ると良いかも。もちろん「赫奕たる異端」は一番最後で。(そんなこと言うと敷居高そうw)
この後から泥臭い人間ドラマが展開していくはずなので、大いに期待したいところ。