ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 新宿ミラノ1

もちろん、世間の評判に乗った口w。
感想を一言で言えば「それほどでもない」
エヴァに関して言えば、その演出力の凄みは第1回目の放映の時から重々分かっているので、それをあえて映画版に直してやる意味があまり見出せない。特に前半のTVそのままの部分では。演出の切れも若干落ちているようにすら感じる。
それが、後半に行くにつれて映画独自の重厚な演出を見せていくあたりは、確かに見る価値はあった。
まあ、おそらくはそのあたりも狙いなんだろう。見知った映像へのノスタルジー、それを徐々に肉付けして行き、文句の出ない形で使い古しの素材を新しいシリーズに繋げるという、正に「映画版」の「序」と名付けるにふさわしい構成と言える。
ともあれ映画版では「最後に一体何を持ってくるのか」と言う事だけが気にかかる。充分乗せられていると言って良いだろう。