惑星「魔法世界」=「反地球」仮説

190時間目において、魔法世界の事がかなり明らかになった。
提示された「魔法世界全図」によると、海と陸がほぼ半々の、ごく自然な成り立ちによる世界の様だ。緯度経度を測定出来るという事から、空にある星が偽りのものである可能性は限りなく低い。温帯、熱帯、緯度等がある事から、明らかに一つの惑星と思ってよいだろう。昼夜があるということは太陽と同じような恒星の周りを自転している。もちろん惑星として公転もしているはずだ。
ごくごく普通、ただ表面積が地球の1/3の惑星。それでいて重力はどうやら地球と同じようなので、地球に比べて見かけより重たい惑星ということになる。
では、この惑星「魔法世界」は、一体どこにあるのだろうか。
ここまで明確に惑星である証拠が提示されている以上、夕映のあげた「地底世界説」は誤りだろう。
重力からすると、例えば「月や火星の真の姿」などという仮説も成り立たない。
となれば、その場所を設定するのに、地球とはまったく関係の無い、遠くはなれた太陽系の一惑星とするしかないのだろうか。もしくは、次元を超えたパラレルワールドとか。
その可能性もあるだろうが、ここではあえてもう一つの仮説を唱えてみたい。
魔法使いが異世界へのゲートを開くとして、それは地球とはまったく違う天体に繋がるのはあまりに不自然だ。やはり、人間の精神に影響を及ぼす存在との関連性を検討すべきだ。例えば、魔法の呪文において、月との関連が出てくる事がある。(156時間目)これは、月が地球の重力に影響を及ぼし、人間の精神にもなんらかの影響を及ぼしている事と関係している。月は人間の精神世界の中にあるのだ。
それと同じような存在は他に無いだろうか。
その可能性としてあげられるのが「反地球」である。
「反地球」とは、太陽を挟んで地球の反対側を公転しているとされる「架空の」惑星である。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E5%9C%B0%E7%90%83
太陽の向こう側にあるので、地球からは見えないとされ、昔からその存在が空想されいる。(実際には、この惑星があるべきラグランジュ点L3は地球から見える場所になるが)
地球の裏側の星。
これほどまでに人間の精神と深くかかわりそうな異世界は他に無いだろう。
古代の魔法使いはその存在を発見し、その世界へ飛ぶ方法、超長距離転移魔法を実現させたのかもしれない。もしくは、地球と惑星「魔法世界」双方で、奇跡的な偶然で同時に文明が発展して、交流したとか。地球の生命の起源その物が反地球に関係していると言う事もあるかもしれない。
相反する、なおかつ対等な存在だからこそ、交流が可能なほど近しい、地球と惑星「魔法世界」という二つの天体があると考えた方が自然だろう。
ただ、その存在は昔から魔法使いの存在を隠すのと同様に、一般の人間に気付かれないように隠蔽工作がされているので、反地球の実存自体が一般人に知られていないのかもしれない。
ネギま!」の物語は、回を追うごとに激しさを増している。
もしかしたら、最後には魔法使いと人間の全面戦争に発展したりして。
そして、その時には、太陽を挟んだ惑星間戦争になるのかも・・・。
(・・・さすがにそれはないw)