Happy☆LOVE×ライブ2007 品川ステラボール

ゆいにゃんブートキャンプ入隊。
正しくは、これが榊原ゆいの正式なライブ初参加なのだが、異常なボリュームのCD発売イベントとかを体験していると、とてもそうは思えないw。
前回バースディイベントのDVDの最後で「次回は曲数減らす」とか言っていたが、全然信用していなかったw。事実、その言葉は「裏切られ」、全曲数28曲という、超重力級のボリュームのライブになっていた。
個人名義のライブとしては、今までで最多の曲数を体験してしまった。それも、完全な立ち見のライブハウスで。座ってゆっくり出来る暇なぞ露ほども無く、激しく体力を消耗してしまった。
しかし・・・そんな消耗戦のようなライブにおいて、声を出し続け、激しいダンスを繰り広げ、目の前のステージでパフォーマンスをし続ける「あの存在」は、一体なんなんだw。
「アレハニンゲンデハナイ」という思考が頭の中をぐるぐるしてしまうw。
それなのに、激しいロックのノリはもとより、しっとりとしたバラードでは感動させられ、あまつさえ、萌えコスプレに着替えてのロリ声の萌えソングでは、しっかり萌えさせられてしまう。
その曲ごとに声質が全然違うから、一体彼女の声はどれが本当なのかすら分からない。
コスプレにも激しいこだわりを感じさせ、今まで生で見せた事の無い、けれどもPVで見せていたコスプレなどを完全再現したり、様々な衣装を見せてくれる。
ダンスパフォーマンスも、激しいものから、淫靡なもの、しっとりしたのから、コミカルなものまで、実にバラエティ豊か。
正に、榊原ゆいという、その存在自体が変幻自在。そんなパフォーマンスを彼女の体力一つで成し遂げているという事実に、もう唖然とするしかないライブだった。
そんな榊原ゆいが出ずっぱりのライブなので(バンドによる演奏とか、ダンサーチームだけのパフォーマンスとかも無かった)、当然着替えの時間はPVが丸々1本流れたり、彼女のおなじみキャラクターによるミニコントが流れたり。出来のよいPVが流れて、その後に同じ曲を、生のパフォーマンスでより魅力的に見せるなどの趣向は嬉しい。また、お誕生日イベントということで、猫宮ののによる祝電報告コーナーでは新旧のマネージャーからのメッセージが。そのどちらもが彼女の体の事を心配しているのに大納得w。一時も退屈する時間を作らないようにしている心遣いも感じる事ができた。
とにもかくにも、榊原ゆいという存在のあまりのパワーに圧倒させられるイベントだった。
彼女は声優としての立場としては、あまりにも異質といえるだろうが、その激しいほどの気概と根性と情熱と才能が正しく認められ、今後も活躍していって欲しいものだ。
本当に体には気をつけて。