とらだよ。「大沼心監督ロングインタビュー」

とらのあなの無料配布誌に、「ef」の監督のインタビューが載っていた。監督のロングインタビューというのは、自身が積極的な人でないとなかなか読む機会が無いし、今ちょうど作っているこの時期のものというのも貴重かも。
内容としては、
・昔から恋愛ストーリーものをやりたかった。
・ギャグものは自分にとってイレギュラー。手探りでやっていた。
・「ef」は当初からビジョンがあったが、だんだんとプレッシャーを感じている。
・「ef」は、ゲーム原作をやった第一印象が出発点。
・「繰り返しの視聴に耐えられる」ように、綿密なリンクを仕掛けてある。
・7話が一応の集約点でベースが整う。そこにピークが来るようにしてある。
・ゲームの1〜3章を全てひっくるめてアニメ版。
・ゲーム後半のシナリオは、シリーズ構成が知っていて、自分は知らないようにしている。
・デジタル処理は以前からしたかったこと。
・撮影監督、色彩設計にお任せして、想像を超えた出来になることも多い。
・OP映像は頭が麻痺するくらい曲をリピートして映像を仕上げた。
・狙ったわけではないので、新海誠風と思われるのは少し悔しい。
・OP映像を新海誠に喜んでもらえたのは嬉しい。
・OPを英語の歌にするのが、自分の唯一のオーダーだった。
・「ef」の高クオリティは、各部署のスタッフの頑張りによって作られている。
こんな感じ。
自身でも、かなりの手ごたえを感じながら作っているのが、手に取るようにわかる。なかなか興味深い記事だ。
無料情報誌『とらだよ。』82号
http://www.toranoana.jp/torabook/toradayo/
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http://www.p-tina.net/interview/14/01.html