松来未祐 LIVE2008 M3〜丸顔 まん丸 祭〜夜の部 初台・The DOORS

なんというか、このぶっちゃけたタイトルに乾杯。付けたのは観客の皆様w。ライブ中に決定。というか、トリプル「M」は、「松来未祐 三十路 祭」だとばかり思ってた。それで良いじゃん。
そんなこんなで、全てを振り切ってのこのライブw。まさか、続くとは思っていなかった。もちろん、大歓迎だが(^^)。
松来未祐は多分CDデビュー的な事はしていないだろう。つまり、個人としての楽曲は一つたりとも持っていないはず。それなのに、これだけのことが出来てしまうのは、一寸した驚異だ。彼女の持っているのは、自らの演じたキャラのキャラソンと、SD★Childrenの曲くらい。本来であれば、「松来未祐」という名を冠するライブをやる事すら難しいはずだ。
それなのに、彼女の場合できてしまう。それは、彼女の持つ強力な個性がファンの間に浸透しているからだろう。ありとあらゆる人から弄られ役とされ、自らも受け入れているのに、何故か卑屈になりきらない。そして、そんな彼女のもつ強さを誰もが認め、愛しているという、一種独特な地位を獲得している。だから、彼女のライブは歌を聴くというよりも、彼女のキャラを楽しみに行くような物だ。それに関して、今回のライブでも充分堪能させてもらった。
とは言え、彼女の持ち歌であるキャラソンは、決してその一つ一つが力を持っているわけではないので、どの曲を歌ってくれても、あまり変わらない。(「はきゅどきゅ」は別格だがw)要は、彼女が自分の気持ちを込めて歌ってくれていることだけが重要。そういう点では、単に自分のキャラソンではなく、自分の係わった作品の主題歌などに挑戦してくれても良いのかも。
「まさか、続くとは思っていなかった」は、本人も同様らしい。前回の三十路祭が予想を超えて盛況で、入場できない人も出てしまったから、というのが今回の開催理由らしい。そうであるならば、この「三十路祭」としての松来未祐のライブはこれで一区切りとなるだろう。次がある事を信じてはいるが、併せて、新たなコンセプトを提示してくれる事を期待したいものだ。